プレスリリース
プレスリリース
浜岡原子力発電所の敷地および周辺における津波堆積物調査結果について
2013年12月02日
中部電力株式会社
当社は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震および国の動向を踏まえ、浜岡原子力発電所の敷地および周辺における過去の津波の発生状況について確認するため、2012年8月より津波堆積物調査を実施していましたが、このたび調査結果がとりまとまりましたのでお知らせします。
【調査結果の概要】
調査を実施した浜岡原子力発電所敷地(西側、東側)、筬川流域、新野川流域、菊川流域のうち、発電所敷地および菊川流域の一部において、堆積当時の海面からの高さで、約0~8mおよび約3~4m未満の位置にイベント堆積物(注)が確認されましたが、その他の調査地点では、確認されませんでした。
今回の津波堆積物調査結果からは、安政東海地震津波や宝永地震津波等の歴史史料に記されている津波と比べて巨大な津波を示唆する結果は確認されませんでした。
なお、今回の調査結果は、巨大な津波痕跡は確認されないとする遠州灘沿岸の既往の津波堆積物調査結果と概ね同様の結果でした。
当社は、今後も最新知見の反映に努め、更なる信頼性の向上に努めてまいります。
(注)高潮や洪水、土石流など津波以外の要因も考えられるが、津波起因の可能性があると評価した堆積物
別紙
以上