プレスリリース

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「浜岡原子力発電所 防波壁」の土木学会賞(技術賞)受賞について

2015年05月26日
中部電力株式会社

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当社は、本日、浜岡原子力発電所の津波対策である防波壁の設計・建設に関して、公益社団法人土木学会の「平成26年度土木学会賞(技術賞)」を受賞しましたので、お知らせします。

土木学会賞は、技術賞、環境賞など10区分が設定され、土木工学の幅広い分野から選ばれるものです。なかでも、技術賞は、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクトや設計・施工などの個別技術に与えられる賞であり、本賞を受賞するのは当社では初めてとなります。

このたびの受賞は、浜岡原子力発電所における防波壁の設置が、原子力発電所の津波対策として先進的な取り組みであり、安全性の向上に大きく寄与するとともに、土木技術全体の発展に貢献するものであると評価されたものです。

防波壁の設計においては、地震や津波に対して粘り強い構造とするため、岩盤中から立ち上げた鉄筋コンクリート構造の地中壁基礎の上に、鋼構造と鉄骨・鉄筋コンクリートの複合構造からなるL型の壁部を結合する、新たな構造形式を採用するとともに、その設計性能について、振動模型実験や水理模型実験による検証を行いました。

また、建設にあたっては、一日も早い津波防護施設の構築を目指し、壁部を工場で分割製作し現地で組みあげるなど、連続的な構築を可能とする工夫により工期短縮を図っており、これらの取り組みが総合的に評価されたものと考えております。

当社は、引き続き、浜岡原子力発電所の安全性をより一層向上させる取り組みを着実に進めるとともに、その内容を、地元をはじめ社会の皆さまに丁寧にご説明し、ご理解を賜るよう取り組んでまいります。

参考

浜岡原子力発電所 防波壁の概要

以上

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