プレスリリース

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超高速ファインバブル浮上分離装置「RaFloM-HE(ラフローム-HE)」の開発~自動車工場などで使用する洗浄液・切削液にかかるコストを大幅に削減できます~

2020年01月09日
中部電力株式会社
関西オートメ機器株式会社

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中部電力株式会社(所在地:名古屋市東区、代表取締役社長:勝野 哲)と関西オートメ機器株式会社(所在地:滋賀県大津市、代表取締役社長:櫻田 浩智)は、自動車工場などで使用する洗浄液と切削液のコストを大幅に削減できる超高速ファインバブル(注1)浮上分離装置「RaFloM-HE(ラフローム-HE)」(以下、「開発品」)を共同開発し、本日から、受注を開始いたします。

自動車工場などの洗浄工程で使用する洗浄液は、通常、繰り返し使用されていることから、回数を重ねるごとに、洗浄液に含まれる油分やスラッジ(注2)(以下、「不純物」)の量が増加します。そのため、フィルター等を用いて不純物を濾過し、再利用しています。

また、製品を旋盤などで切削する際に使用する切削液についても、洗浄液と同様に、繰り返し使用するためには、フィルター等による不純物の濾過が必要です。

この濾過を行うフィルター等については、高頻度の交換または清掃が必要であり、フィルター費用や人件費等の管理コストが多くかかることが課題となっています。

本開発品は、ファインバブルとよばれる非常に小さな泡を生成し、使用済の洗浄液・切削液に混ぜ合わせることで、液内の不純物が泡に付着します。泡に付着した不純物は表層に浮上するため効率的に除去でき、その結果、多くの不純物を除去した後の液体を濾過するフィルターの長寿命化や清掃回数の低減につながり、大幅な管理コスト削減を達成できます。両社による実証試験では、管理コストを半減できました。

また、洗浄液にファインバブルが含まれることによる洗浄効果の向上等にもつながります。

今後、自動車工場のお客さまを中心に、開発品をご提案することで、洗浄工程及び切削工程における課題解決に向けた取り組みを支援してまいります。

(注1)ファインバブル:直径0.1~0.01mmの非常に小さな泡。「浮上速度が遅い」「水に溶けやすい」「泡が壊れにくい」等の特徴があり、工業・化学・医療等の分野で活用されている。

(注2)スラッジ:金属粉やさびなどの沈殿物

【開発品の主な特長】

  • 管理コストの削減
    ファインバブルにより、使用済の洗浄液・切削液内の多くの不純物を、効率的に除去できるため、管理コスト(フィルター費用や、清掃・取替にかかる人件費等)を大幅に削減できます。両社による実証実験では約50%のコスト削減を達成しました。
  • 洗浄液・切削液の長寿命化
    液内の汚染度を低下させ、液体の劣化を軽減できるため、長寿命化につながります。
  • 洗浄効果の向上
    再利用される洗浄液にはファインバブルが含まれるため、洗浄効果が向上します。
  • 悪臭低減
    ファインバブルの曝気(ばっき)効果により、悪臭の原因となる硫化水素等の発生量を低減させます。

【外観】

外観の画像

【システムフロー】

システムフローの図

【仕様】

定格電圧

単相 AC100V

消費電力

0.4kW

処理量

20L/min

本体寸法

幅400mm×奥行712mm×高さ1599mm

本体質量

約40㎏

参考価格

約300万円

以上

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