定例記者会見
定例記者会見
2020年9月度 定例記者会見 林社長挨拶
2020年09月29日
中部電力株式会社
- 本日、私からは、
- この夏の中部エリアの電力需要実績
- 役付職の人事異動
- テクノフェア2020のご案内
の3点について、お話しいたします。
この夏の中部エリアの電力需要実績
- 最初に、この夏の電力需要実績についてお話しします。
- 今年の夏は、前半の7月は名古屋での日照時間が観測史上最も短くなるなど、気温の低い日が続きましたが、8月中旬から下旬にかけては、一転して記録的な猛暑となりました。
- 昨日公表いたしました8月分の中部エリアの電力需要実績を見ますと、夏の前半の低気温による冷房設備の稼働減が影響したことなどから、前年比マイナス5.4パーセントとなりました。
- 一方で、8月中旬から下旬にかけての、猛暑により電力需要が増加し、「最大3日平均電力」では、東日本大震災以降、2番目に大きい2,586万kW(注1)、「1点最大電力」では、8月20日に震災以降で最大となる2,623万kW(注2)を記録しました。
- このような記録的猛暑による電力需要の増加はありましたが、夏の期間を通じ必要な供給予備率を確保し、安定的に電力をお届けすることができました。
- また、新型コロナウイルスによる影響につきましては、その減少分を明確に特定することは難しいですが、高圧・特別高圧の電力需要実績をみますと、8月分は前年比マイナス6.8パーセントとなり、緊急事態宣言下であった5月に記録したマイナス17.4パーセントからは、緩やかに回復している状況にあります。
- 新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念や、社会構造の変化など、電力需要への影響は不透明な状況が続きますが、今後も引き続き動向を注視してまいります。
資料1(注3)
この夏の中部エリア電力需要実績について(2020年9月28日時点)[PDF:253KB]
(注1)~(注3)2020年10月6日 数値の誤りを訂正いたします。 |
役付職の人事異動
- 次に、役付職の人事異動についてお話いたします。
- 例年、役付職の人事異動は、7月1日付で実施しておりますが、今回は、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえ、大半を10月1日に実施いたします。
- 当社グループは、「各事業会社の自律経営」と「グループ全体の最適化」の両立に向けて、要員配置・人財活用を図っております。
- 今年度は、4月に分社化したばかりであり、その体制を整えた直後であることを踏まえ、必要最小限の異動に努める一方で、経営目標の達成に向けた新たな収益基盤となる、新規事業、海外事業、再エネ事業を増員するなど、戦略的な配置を行った結果、異動者数は前年度を57名下回る、1,425名となりました。
- また、経営の主要課題と位置付けております「女性活躍の推進」につきましては、「2020年度における女性役付職の人数を2014年度の2倍以上にする」という目標を掲げております。
- 目標の最終年度となる今年度は、50名を登用した結果、女性役付職は229名となり、2014年度の109名に対し、2倍以上という目標を達成することが出来ました。
- 2007年に「女性活躍推進室」を設置して以来、女性社員を対象とした研修の充実や、成長の加速を促す業務付与や人事異動、育児や介護のために勤務制度を整備するなど、様々な施策を継続的に積み上げてきたことが、今回の目標達成に繋がったものと考えております。
- 今後も、女性活躍をはじめ、ダイバーシティへの取り組みを推進していくことを通じて、多様な人財が、多様な働き方のもと、活躍できる環境整備に努めてまいります。
資料2
テクノフェア2020のご案内
- 最後に、「テクノフェア2020」について、ご案内させていただきます。
- テクノフェアは、当社の技術開発の取り組みをご紹介するために、年に1回当社の技術開発本部で開催するもので、今回で28回目の開催となります。
- 今回は、
- 原子力の安全技術
- 新たな時代の安定供給
- コミュニティサポートインフラの創造に向けた取り組み
- エネルギー事業を支える基盤技術や先端技術
などについて、最新の技術開発成果をご紹介いたします。
- 今年は、新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のため、現地では会場のブースを厳選し、事前予約制とするなど、規模を縮小する一方で、当社ホームページ上の専用サイトにて、研究成果をご紹介する動画などを年末まで掲載いたします。
- 私からは、以上です。
資料3
以上