プレスリリース

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原子力に係る公募研究(2022年度研究開始分)の採択結果

2022年04月06日
中部電力株式会社

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当社は、2022年度研究開始分の原子力に係る公募研究について、採択研究を決定いたしましたのでお知らせいたします。

当社は、浜岡原子力発電所のさらなる安全性向上と運営の改善に向け、新たな視点で幅広い技術を見出すことを目的に、2021年11月8日から2022年1月11日まで幅広い研究テーマの公募を行いました。(2021年11月8日お知らせ済み

これに対して、全国から合計23件のご応募をいただき、社外の学識経験者等を委員とするアドバイザリ・コミッティによる審査を経て、10件の研究を採択いたしました。

募集した研究領域(分野)

応募件数

採択件数

領域1

原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究

10

5

領域2

原子力発電所の安全性向上に資する研究

12

5

領域3

浜岡原子力発電所1、2号機の廃止措置の改善に資する研究

1

0

領域4

浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

0

0

合計

23

10

(注)具体的な採択件名は「別紙」をご参照ください。

採択した研究は、2023年度末まで研究を実施し、研究終了後に成果を公開させていただく予定です。

別紙

参考

以上

別紙

採択研究一覧

研究領域(分野)

研究件名

研究代表者(敬称略)

<領域1>
原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究

高レベル放射性廃液ガラス固化実プロセス導入に向けた金属配位高分子薄膜の酸化還元状態制御による白金族元素・モリブデン高効率収着に関する基盤技術研究

名古屋大学
尾上 順

ウランの光化学的反応性を活用した炭酸系簡易再処理技術基盤研究

東京工業大学
鷹尾 康一朗

軽水炉燃料集合体内高ボイド率気液二相流の流動特性と界面輸送機構の解明

京都大学
沈 秀中

高安全・核セキュリティ及び低廃棄物処分負荷を同時達成する中小型軽水炉に関する研究-ケイ化物燃料を用いた回収MA・回収ウランの利用方法の提案-

原子力環境整備促進・資金管理センター
朝野 英一

高温環境下で動作可能なBGaN中性子半導体検出器の開発

静岡大学
中野 貴之

<領域2>
原子力発電所の安全性向上に資する研究

原子炉圧力容器鋼クラッド熱影響部における局所力学特性に関する研究

東北大学
笠田 竜太

脆性化合物G相の析出及び消失メカニズムの解明

熊本大学
松川 義孝

地震津波災害の早期検知・対策の決め手となる地震発生・即時津波統合予測システム構築へ向けた研究

静岡県立大学
楠城 一嘉

機械学習を利用した津波予測システムの信頼性評価に関する研究

常葉大学
阿部 郁男

次世代シーケンサを用いた全ゲノム解析による放射線誘発変異とその個人差の分子基盤に関する研究

東京工業大学
松本 義久

(注)採択研究の並び順は、募集領域の分類順かつ応募受付順

参考

公募研究の募集概要

1 応募資格

(1)全国の大学、公的研究機関で科学技術研究に従事している研究者で、2の研究領域に関する研究が遂行可能な研究者または研究グループのリーダー
(2)静岡県内に本社または支社(事業所)があり、2の研究領域に基づいた研究が遂行可能な企業

2 今回募集する研究領域

領域1 原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究
領域2 原子力発電所の安全性向上に資する研究
領域3 浜岡原子力発電所1、2号機の廃止措置の改善に資する研究
領域4 浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

3 募集期間

2021年11月8日(月曜日)~2022年1月11日(火曜日)

4 研究期間

2022年度開始とし、期間は2年以内

5 研究費・採択件数

1件あたり500万円/年を限度とし、合計10件程度を採択

6 研究の形態

共同研究または委託研究

7 選考方法

社外の学識経験者等を委員とする「アドバイザリ・コミッティ」を編成して、一次・二次選考を経て決定

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