プレスリリース
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徳山ダム・横山ダムが連携したハイブリッドダムの取り組み~約6,080戸の家庭が1ヶ月に消費する電力量を増電~
2024年10月16日
国土交通省中部地方整備局
木曽川水系ダム統合管理事務所
独立行政法人水資源機構
徳山ダム管理所
中部電力株式会社
ハイブリッドダムの取り組みとして、令和6年の出水期より、独立行政法人水資源機構が管理する徳山ダムと下流にある国土交通省中部地方整備局が管理する横山ダムは、連携して発電に資する水位運用高度化操作の試行に初めて(注1)取り組みました。
令和6年6月22日~23日の出水の後、24日~26日にかけて、この試行を初めて実施したことにより、通常の徳山ダムの運用と比較して洪水調節容量に貯留した約275万m3の水を水力発電に有効活用することができ、徳山ダムと下流にある横山ダムにおける中部電力の水力発電所により、合計で約1,581MWhの増電効果がありました。これは約6,080戸(注2)の一般家庭が1ヶ月に消費する電力量に相当します。
今後とも、3者で協力し、限りある水資源を有効活用することで脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
(注)結果は速報値のため、今後の精査により数値が変更となる可能性があります。
(注1)横山ダムにおいては、令和4年の出水期から発電に資する水位運用高度化操作の試行に取り組んでいますが、今回、初めて上流の徳山ダムと連携し発電に資する水位運用高度化操作の試行を実施いたしました。
(注2)一般家庭の1ヶ月の消費電力量を260kWhとして試算したもの。
- 発電に資する水位運用高度化操作の試行
洪水調節を行った後や洪水に至らない出水時に、最新の気象予測技術を活用し、洪水対応に支障のない範囲でダム貯水池に出水後の水を貯留し、隣接する中部電力の発電所で有効に発電しながら放流する取組。
別紙
以上