プレスリリース
太陽光発電の大量導入に伴う電圧変動抑制試験の開始
2012年12月11日
中部電力株式会社
当社は、三菱電機株式会社(代表者:執行役社長 山西健一郎、所在地:東京都千代田区丸の内、以下「三菱電機」)と共同で、太陽光発電設備の大量導入時の課題である電圧変動の抑制に向け、蓄電池などを組み合わせた試作システムを設置し、本日から、フィールド試験を開始しましたので、お知らせします。
太陽光発電は天候により出力が大きく変動するため、今後、配電系統へ太陽光発電設備が大量に導入されると、配電用変電所に流れる電流が短い周期で変動することになり、変電所からの送り出し電圧の変動などが懸念されます。
当社および三菱電機は、この短周期での電圧変動を抑制する研究に取り組んでおり、今回、パワーコンディショナとリチウムイオン電池を組み合わせたシステムを試作して、メガソーラーいいだ(出力:1,000kW,2011年1月運開)や家庭用太陽光発電設備が連系している下瀬変電所(配電用変電所,長野県飯田市下瀬)構内に設置しました。
今後は、試作したシステムを用いて、変電所の電流や電圧の変動を監視し、検出した変動に対して、蓄電池から電力の充放電を行うことによって、電圧の変動を制御する方法の確立に取り組んでまいります。
当社は、将来の太陽光発電の大量導入を受け入れるために必要となる系統安定化対策を着実に進め、電力供給の低炭素化に積極的に取り組んでまいります。
【フィールド試験の概要】
期間 |
2012年12月11日から2015年11月 |
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試験場所 |
中部電力(株)下瀬変電所(長野県飯田市下瀬) |
試験設備 |
パワーコンディショナ(250kVA) |
試験内容 |
試作システムの有効性確認 |
別紙
以上