RESEARCHERS

先端技術応用研究所

追良瀬 利也

MASAYA OIRASE

PROFILE

所属 先端技術応用研究所
研究・専門分野 AI全般、ドローン
学位 修士(情報科学)名古屋大学
博士(情報学)名古屋大学 2026/9 修了予定
趣味・好きなこと ゲーム・釣り(エリアトラウト)・スノボ・お酒
研究キーワード AI、AIエージェント、生成AI、ドローン、IT、ICT、DX

(注)2026年6月取材時

追良瀬さんの専門分野を教えてください。

専門分野はAI(人工知能)や機械学習です。特に最近は、目覚ましい発展を遂げている「生成AI」の技術検証や開発をメインにおこなっています。

また、入社以来「ドローン」を活用したインフラ異常検出の研究にも携わってきました。写真撮影をドローンで自動化することで、点検業務を大幅に効率化するシステムです。
私自身、その流れでドローン操縦者の国家資格も取得しました。

追良瀬さん

この分野を志したきっかけと、入社を決めた理由は?

AIに携わろうと思ったのは、ちょうど大学院に上がるタイミングでした。
もともとはソフトウェア開発技術をメインに勉強していましたが、注目され始めたAI技術の基盤「ディープラーニング(深層学習)」に興味を持ったのをきっかけにその面白さと将来性に惹かれ、「これは半端じゃなく来るぞ」と大学院の研究室に入りました。

中部電力に入社したのは、地元の愛知県で人の役に立つ仕事をしたかったことと、電力会社ならではの幅広いフィールドで、多岐にわたるAI開発に関われる点に魅力を感じたからです。

現在、どんな研究に取り組まれているのでしょうか。

大きく分けて3つあります。

1つ目は、設備における異常データ不足の解決です。
インフラ設備はほとんど壊れないがゆえに、AIの学習に必要な「異常データ」が極端に少ないという課題があります。そこで画像生成AIを活用し、少ないデータから類似の模擬異常画像を生成することで学習データを増やし、AIの検知精度を上げる研究をおこなっています。

2つ目は、「AIエージェント」の技術検証です。人間が細かく指示を出さなくても、AIが自ら判断して業務をこなす技術です。当社業務にどう活かせるか、まずは研究員である私たちが先行してテストし、社内展開を図っています。

追良瀬さん

3つ目は、「会議音声の要約アプリ」の開発です。文字起こしAIと要約の得意なAIを組み合わせて開発したシステムで、グループ会社の皆さんに使用してもらっています。

どの研究においても、単なる研究にとどまらず「実際の業務で使える形に落とし込むこと」を意識して日々の開発に取り組んでいます。

日頃の研究の中で醍醐味に感じる部分はなんですか?

最先端技術に日々触れられることが最大の醍醐味です。新しいものが好きなので、日々アップデートされる最新技術に日常的に触れられることが、何より楽しいですね。
また、特定の領域にとどまらず、さまざまな分野に携わることができる点も面白いです。
自分で「やりたい」と手を挙げたことでも、当社が取り組むべき理由をきちんと提案できればチャレンジさせてもらえる環境も、大きなモチベーションとなっています。

今後の夢や目標について教えてください。

追良瀬さん

「この会社でAIといえば彼だ」と言われるような人物になりたいです。
そのためにも、新しい技術をどこよりも早く現場に取り入れて、実際の業務に役立てていく先頭に立ちたいと考えています。
今はまだ道半ばですが、会社全体のAI活用を引っ張ることで、社会からも「中部電力はAIが進んでいる会社だな」と言われる未来を創り出していきたいです。

技術報告(技術開発ニュース)

研究内容(テクノフェアポスター)

取得特許等

巡視点検システム(特許第7216046号)

飛行体の制御装置(特開2025-069652号)

機械学習のライフサイクルの管理方法、および機械学習のライフサイクルの管理システム(特開2024-106633号)

電線の異常検出装置及び電線の異常検出方法(特開2024-055376号)

無人航空機の運航管理システム、及び無人航空機の運航管理方法(特開2024-042374号)

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