公開情報
浜岡原子力発電所保安規定の変更認可について
2004年5月20日トピックスその他
当社は、「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」が改正されたことに伴い、平成15年12月18日に保安規定(注1)の変更認可を申請し、その後、原子力安全・保安院より、この申請内容に対して、「原子炉施設の品質保証に関する事項」の記載を充実するよう指示(注2)を受けたため、この指示に基づき、保安規定の記載内容を改め、補正申請を行いました。
(平成16年4月14日公表)
本日(平成16年5月20日)、国より保安規定の変更認可を受けました。
今後も、これまでと同様に保安規定を厳正に遵守し、浜岡原子力発電所の安全・安定運転に努めてまいります。
平成15年12月18日の変更認可の申請概要)
● 保安規定の以下の内容を変更
- 原子炉施設の品質保証に関する事項:保安活動において品質保証計画を定め、これに基づき保安活動の計画、実施、評価及び改善を行う等の記載を追加
- 原子炉施設の保守管理に関する事項:原子炉施設の保全のために行う点検、試験、検査、補修、取替え、改造その他の必要事項に関し、講ずべき措置に関する記載を充実
- 原子炉施設の定期的な評価に関する事項:10年を超えない期間ごとに原子炉施設の保安活動の実施の状況や最新の技術的知見の反映状況等を評価する等、定期的な評価に関する記載を追加
(平成16年4月14日の補正申請の概要)
● 原子炉施設の品質保証に関する事項」の記載を充実化および明確化
- 原子力発電所における安全のための品質保証規定(JEAC4111-2003)」に基づき、社内の品質保証に関する規程類の内容を保安規定に反映
- 浜岡原子力発電所の保安に関する職務を見直し、その内容を保安規定に反映
など
(注1): |
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第37条第1項に基づき、原子炉設置者が原子力発電所の安全運転を行う上で守るべき事項(保安に関する組織、運転上の制限値等)を定めたもので、国の認可を受ける規定 |
(注2): |
文書「原子力発電所の保安規定における品質保証に関する事項に係る記載の充実について(平成16年3月22日)」による指示 |
以上