原子力発電

放射性廃棄物の処分

放射性廃棄物の処分に関する情報を掲載しています。

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放射性廃棄物の種類や濃度によって、適切に処理・処分します。

低レベル放射性廃棄物については、放射性物質の種類や濃度、発生場所によって、さまざまな種類に分類され、ドラム缶に密封し埋設処分されます。一方、使用済燃料の再処理で発生する廃液は、高温のガラスと溶かし合わせステンレス製の容器(キャニスター)に流し込んで固められ「ガラス固化体」にします。この「ガラス固化体」は、「高レベル放射性廃棄物」として地層処分をおこないます。

放射性廃棄物の種類と処分方法の図

高レベル放射性廃棄物は深い地層に処分します。

「高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)」は、30年間~50年間貯蔵して冷却します。その後は最終処分場で、地下300mよりも深い安定した地層(岩盤)に処分し、長期にわたって私たちの生活環境に影響を及ぼさないようにします(地層処分)。

高レベル放射性廃棄物の処理・処分の流れ
  • 地層処分は、地下深く安定した地層(天然バリア)に、複数の人工障壁(人工バリア)を組み合わせた多重バリアシステムにより、長期間にわたり、放射性物質の動きを抑え閉じ込めるものでその技術は確立しています。
  • 高レベル放射性廃棄物の最終処分については、2000年に「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」が成立し、処分事業をおこなう「原子力発電環境整備機構(ニューモ:NUMO)」が設立されました。
  • 2002年12月からは、概要調査をおこなう候補地の公募が始まり、2020年10月には、北海道の寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村で、町村内での説明会や意見聴取などを経て、「文献調査」への応募、申し入れ受諾がおこなわれ、同年11月から両町村で文献調査がおこなわれています。そして、2024年6月佐賀県玄海町においても、文献調査が開始されました。
  • 当社をはじめ、原子力発電をおこなう電力会社は、高レベル放射性廃棄物の発生者として責任を果たしていくため、国とNUMOと連携し、最終処分にかかわる理解活動に取り組んでいます。

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