公開情報

平成16年度第1回保安検査結果に対する改善指示について

2004年8月12日トピックス5号機

■5号機

本日(平成16年8月12日)、平成16年度第1回保安検査(注1)中の5月29日に発生した5号機タービンの自動停止事象(5月31日お知らせ済み)において、保安規定(注2)に違反する事項があり、本違反に関して再発防止策を策定の上、国へ報告するよう改善指示がありました。

<改善指示の概要>
給水制御系試験 (注3) の試験前準備において、試験手順を見直した際、社内規則に定めている試験責任者(試験担当課の課長)の承認を得ずに試験手順を見直したこと、および事前の試験手順の確認が十分でなかったことは、保安規定第3条(品質保証計画)の「業務の管理」に違反することから、本違反が発生した原因を究明し、再発防止策を策定の上、9月13日までに経済産業省原子力安全・保安院原子力発電検査課長に対し報告することが求められました。

当社は、事象発生後速やかに、試験手順を見直す際の社内規則の遵守や試験手順の事前確認を現場での確認も含め確実に行うよう関係者に周知徹底を図るなどの是正処置を講じておりますが、今回の指示を受け、再発防止策を国に報告します。

(注1)

核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第37条第5項に基づき、原子炉設置者が定めた保安規定の遵守状況について、国の保安検査官が定期的に実施する検査。
平成16年度第1回保安検査は、5月24日から6月11日にかけて行われました。

(注2)

核原料物質、燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第37条第1項に基づき、原子炉設置者が原子力発電所の安全運転を行う上で守るべき事項(保安に関する組織、運転上の制限値等)を定めたもので、国の認可を受ける規定。
平成16年5月20日に認可を得た保安規定から、品質保証に関する事項(品質保証計画を定め、これに基づき保安活動の計画、実施、評価及び改善を行う)等を新たに追加しました。

(注3)

原子炉に供給する水の量が適切に制御でき、原子炉の水位が一定に保たれることを確認する試験。

以上

ページトップへ