公開情報

シュラウドH7b超音波探傷試験結果

2003年10月2日点検情報1号機

■1号機

今回の定期点検において、シュラウドの目視点検を実施したところ、上部格子板用ベースの溶接部付近に1カ所及びシュラウドサポートリング下部の内側溶接線(H7b内)付近に全周に点在するひび割れが認められました。(6月17日および7月10日公表)

H7b内溶接線のひび割れについては、金属サンプルを採取しての調査を追加して行うこととしました。(9月16日公表)
今後、代表的な8個(注)程度のひび割れについて金属サンプルを採取することとします。

認められたひび割れについて超音波探傷検査の結果、上部格子板用ベース溶接部のひびの最大深さは約18mm、H7b内溶接線については平均深さ約14mm、最大深さ約21mmであることがわかりました。
また、H7b内溶接線の超音波探傷検査のデータを解析したところ、シュラウドサポートリング上部の内側溶接線(H7a内)付近からと思われる指示が確認されたことから、H7a内溶接線についても目視点検を行うこととしました。

(注):

 サンプル個数については、原子炉内の干渉物によりサンプル採取装置が設置できない場合等もあるため、変更することもあり得ます。





浜岡1号機 上部格子板用ベースおよびシュラウドサポートリング概要図


以上

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