公開情報

3号機 スクラム排出容器ドレン弁の作動用空気の漏えいについて(続報)

2004年8月26日運転情報3号機

■3号機

平成16年8月25日午前7時36分頃、運転中の3号機において、制御棒駆動系の空気作動弁に供給する空気圧力が通常の0.53MPaから、0.51MPaまで低下し、「スクラムパイロット弁空気圧力高・低」の警報(注1)が点灯しました。
空気圧力が低下した原因は、スクラム排出容器(B)(注2)のドレン第1弁(注3)から作動用の空気が漏えいしていたためでした。
このため、このドレン第1弁に空気を供給する系統の元弁を閉止したところ、圧力が回復し、午前10時9分に「スクラムパイロット弁空気圧力高・低」の警報は消灯しました。
空気の漏えいが認められたドレン第1弁については点検を行うこととしました。
(8月25日お知らせ済み)
点検の結果、ドレン第1弁の駆動軸貫通部の密封用パッキンに一部割れが認められ、ここから作動用の空気が漏れていたことがわかりました。
このため、当該パッキンを新品に取り替え、昨日(8月25日)午後7時38分に通常状態に復帰しました。
(注1)この警報は、制御棒を自動的に緊急挿入(スクラム)する際に作動する空気作動弁等に供給する空気圧力を監視するものです。圧力低の警報が発報する設定値は、0.51MPaです。
(注2)制御棒を自動的に緊急挿入(スクラム)する際に排出される水をためる容器。A系とB系の2系統あります。

(注3)スクラム排出容器に貯まった水を排出する弁であり、空気圧により作動します。

スクラム排出容器(B)ドレン第1弁概要図

以上

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