公開情報

2号機 原子炉建屋地下2階における水漏れについて

2004年4月27日運転情報1号機

■1号機

平成16年4月27日15時頃、定期点検中の1号機原子炉建屋地下2階の廃棄物処理エリア(放射線管理区域内)にて、作業員が廃液中和タンク(B)(注1)の付近に水たまり(約10リットル)を発見しました。
当該タンクは点検中であり、仮設の受け皿にてタンクへの流入水を受け、仮設のホースで薬液ドレンサンプ(注2)へ導いておりました。この水たまりは、流入水が受け皿からあふれたものです。  その後、水の流れていたサンプリングラインの元弁を閉止し、漏洩は止まりました。
漏洩の原因は、サンプリング水が仮設の受け皿へ過剰に流入したためあふれたものであり、過剰に流入したのはサンプリングラインの弁のリークと推定されます。
今後、サンプリングラインの弁の点検を行います。
漏れた水に含まれる放射能は約4500ベクレルと推定され、国への報告基準(370万ベクレル)の約800分の1でした。
なお、外部への放射能の影響はありません。

(注1)機器の洗浄水や空調の凝縮水等の導電率の高い液体廃棄物を収集するタンク。収集した水は、所内ボイラーの蒸気を用いて加熱し、濃縮処理を行う。

(注2)化学廃液等の導電率の高い液体廃棄物を収集する槽。

以上

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