公開情報

5号機 臨界確認検査(社内検査)について(続報)

2004年3月19日運転情報5号機

■5号機

3月16日、原子炉起動前の臨界確認検査(注1)の社内検査のため、順次、制御棒(注2)の引き抜きを実施していたところ、15時01分、1本の制御棒が正常に引き抜けない事象が発生しました。
このため、16時54分、検査を一時中止し、制御棒駆動機構の点検を行うこととしました。なお、制御棒については、全て挿入状態となっております。

本事象による外部への放射能の影響はありません。

(注1)あらかじめ想定していた制御棒の引き抜き量で原子炉が臨界になることを確認する検査。

(注2)原子炉の出力を調整する機器。運転中に原子炉に制御棒が全挿入されると原子炉は停止します。5号機には205本の制御棒があります。

(3月17日掲載)

点検した結果、当該制御棒を駆動させる電動機を制御する電気回路に不具合があったものと推定されたため、当該回路を新しいものと取り替えました。その後、3月18日、当該制御棒の動作確認を行い正常に動作することを確認しました。
本日、臨界確認検査(社内検査)を再開しました。

今後も各種試験・検査等を着実にすすめ、不具合等を発見した場合は、適切に処置して参ります。

原子炉格納容器

原子力発電所の概略図

以上

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