公開情報

2号機 原子炉隔離冷却系の補修について

2004年2月16日運転情報2号機

■2号機

運転中のところ、2月14日午前6時7分に直流125V電源の地絡を示す警報が点灯しました。
原因調査を行ったところ、原子炉隔離冷却系 (注1) の速度制御回路 (注2) に電源を供給している装置の部品の不良であることが判明しました。このため、この系統が正常に機能できなくなったと判断し、原子炉施設保安規定に基づく措置 (注3) を行うとともに、当該部品を取り替えました。同日15時24分通常状態に復旧しました。
なお、本事象によるプラントへの影響はありません。また、外部への放射能による影響もありません。

(注1)原子炉が隔離され、通常の原子炉への給水系統が使用不能な場合に、原子炉へ給水を行い、炉心の冷却を確保し原子炉水位を維持する系統。

(注2)原子炉隔離冷却系のタービン回転数を制御する回路。

(注3)原子炉施設保安規定では、原子炉隔離冷却系が動作しない場合は、非常用炉心冷却系のうち自動減圧系および高圧注入系が動作可能であることを確認するとともに、10日間以内に当該系統を動作可能な状態に復旧しなければならないとしています。

原子炉隔離冷却系系統概略図

以上

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