公開情報

3号機 スクラム排出容器ドレン弁の作動用空気の漏えいについて

2004年8月25日運転情報3号機

■3号機

平成16年8月25日午前7時36分頃、運転中の3号機において、制御棒駆動系の空気作動弁に供給する空気圧力が通常の0.53MPaから、0.51MPaまで低下し、「スクラムパイロット弁空気圧力高・低」の警報(注1)が点灯しました。
直ちに運転員が現場を確認したところ、スクラム排出容器(B)(注2)のドレン第1弁(注3)から作動用の空気が漏えいしていました。
このため、このドレン第1弁に空気を供給する系統の元弁を閉止したところ、圧力が回復し、午前10時9分に「スクラムパイロット弁空気圧力高・低」の警報が消灯しました。
空気の漏えいが認められたドレン第1弁については点検を行うこととしました。

なお、本事象の発生及び点検実施にあたりスクラム機能への影響はなく、安全上問題ありません。
また、プラントは安定に運転継続中であり、本事象による外部への放射能の影響はありません。

(注1)この警報は、制御棒を自動的に緊急挿入(スクラム)する際に作動する空気作動弁等に供給する空気圧力を監視するものです。圧力低の警報が発報する設定値は、0.51MPaです。

(注2)制御棒を自動的に緊急挿入(スクラム)する際に排出される水をためる容器。A系とB系の2系統あります。

(注3)スクラム排出容器に貯まった水を排出する弁であり、空気圧により作動します。

external_image

以上

ページトップへ