浜岡原子力発電所 新規制基準適合性に係る審査状況について

12月17日の審査会合で当社が説明した津波評価について(2021年12月20日)

当社は、12月17日、原子力規制委員会の新規制基準適合性確認審査の審査会合において、浜岡原子力発電所の津波評価について、次のとおり説明いたしました。

これまで当社は、浜岡原子力発電所の津波評価に当たって国内外のマグニチュード8、9クラスの巨大地震による津波の最新の科学的知見に基づく検討をおこなってきました。今回、南海トラフ地震の震源域に位置する浜岡原子力発電所の津波評価について、国内外のマグニチュード9クラスの地震による津波の発生事例が少ない事実を踏まえ、津波評価に影響の大きい条件を厳しく設定した結果、敷地前面での津波の最高水位は、海抜22.5mとなりました。

審査会合で原子力規制委員会からいただいたコメントに対して、引き続き真摯に対応してまいります。
今後も、基準津波の策定に向けて原子力規制委員会に丁寧に説明し、一日でも早く新規制基準に適合できるよう全力で取り組んでまいります。

浜岡原子力発電所の津波評価

参考:浜岡原子力発電所の津波対策について

今回の評価結果の津波(海抜22.5m)は、既設防波壁を越流し、発電所の一部が浸水する想定となります。
浜岡原子力発電所では、安全性の向上に向け、自主的な津波対策として、防波壁に加え、建屋内浸水防止や、高台への電源設備の設置などを講じてきています。
なお、防波壁は、岩盤の中から立ち上げた鉄筋コンクリート構造の基礎の上に、鋼構造などからなるL型の壁を結合するなど、粘り強い構造としているため、今回提示した防波壁を超えるような津波に対しても倒壊することはなく、敷地への浸水量を抑制できると考えています。

浜岡原子力発電所の津波対策について

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