安全への取り組み

福島第一のような事故を起こさない

浜岡原子力発電所は、従来から常に最新の知見を反映し、安全性向上に努めてきました。東京電力福島第一原子力発電所の事故以降も、津波対策や重大事故等対策などを自主的に進めるとともに、新規制基準(注1)を踏まえた追加対策に取り組むなど、安全対策を積み重ねています。
「福島第一のような事故を起こさない」
浜岡原子力発電所では、この固い決意のもと、今、全力で取り組んでいます。

原子力発電所の安全を守る基本(3ステップ)説明図

原子力発電は、運転を「止めた」あとも、燃料から熱が発生し続けます。そのため、原子炉への注水などによって原子炉内の燃料を「冷やし」続け、放射性物質を「閉じ込める」ことが重要です。福島第一の事故では「冷やす」ことに失敗し、最終的に放射性物質を「閉じ込める」ことができませんでした。

福島第一の事故の進展と浜岡原子力発電所の取り組み

福島第一の事故の進展と浜岡原子力発電所の取り組み説明図

新規制基準の施行と福島第一の事故の検証

(注1)福島第一の事故の反省と教訓を踏まえ、原子力規制委員会が設置され、新規制基準基準が施行されました。これは、諸外国の規制基準や、地震・津波など我が国固有の自然条件の厳しさも勘案して策定されたものです。地震・津波対策の強化や、重大事故に至らせない対策、さらに重大事故の発生に備える対策などが定められました。

(注2)福島第一の事故については、さまざまな事故調査委員会(政府、国会、民間、東京電力(株)など)により調査・検討され、基本的な事故の事象進展等について整理されています。政府、民間、東電事故調が、事故の直接的原因を、津波により主電源を喪失し原子炉を冷却する機能が失われてこととした一方、国会事故調は、「非常用交流電源喪失は、津波によるものではない可能性がある」としました。これについて、原子力規制委員会は見解を中間報告書にまとめ「非常用交流電源系統が機能喪失した原因は、津波による浸水であると考えられる」としています。

(注)詳しくは、原子力規制委員会ホームページ内
第31回 原子力規制委員会
資料1-2 東京電力福島第一原子力発電所 事故の分析 中間報告書(案)概要 をご確認ください。

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