浜岡原子力発電所 新規制基準適合性に係る審査状況について

基準津波の策定について

当社は2024年10月11日、原子力規制委員会の新規制基準適合性確認審査の審査会合で、浜岡原子力発電所の基準津波の策定について説明いたしました。その結果は以下のとおりです。

  • 10月11日の審査会合では、当社より防波壁前面の津波の最高水位が海抜25.2mとなるケースなどを基準津波として策定したことを報告し、原子力規制委員会より「おおむね妥当」と評価されました。
  • 策定した基準津波(海抜25.2m)に対し、新規制基準で要求されている「基準津波を発電所敷地に浸入させないこと(ドライサイト)」の確保に向け、現在、発電所の安全性をより一層高めるための具体的な対策について検討を進めています。
  • この度の基準津波のおおむね妥当との評価により、2023年9月29日の審査会合での基準地震動のおおむね妥当との評価と合わせ、施設の設計に用いる地震動と津波高が確定しましたので、今後、可能な限り早期にプラント審査を進めていただけるよう、原子力規制委員会と適切にコミュニケーションを図っていきます。

敷地に影響が大きい津波はプレート間地震による津波であり、内閣府(2012)(注)による南海トラフの最大クラスのプレート間地震の津波断層モデルを踏まえて津波評価を行うとともに、海底地すべり等のその他の津波発生要因による津波等との組合せ評価も行い、敷地への影響が最も大きいものを基準津波として策定。

(注)内閣府(2012):内閣府「南海トラフの巨大地震モデル検討会」(2012)

基準津波、防波壁前面のイメージ

(注)当社の津波対策について、詳しくは以下ページをご覧ください。

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