定例記者会見

定例記者会見

2017年6月度 定例記者会見 水野会長挨拶

2017年06月28日
中部電力株式会社

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  • 会長の水野でございます。
  • 本日、私からは、「第93期定時株主総会」につきまして、お話しいたします。

株主総会について

  • まず、おかげさまをもちまして、株主総会を無事終了することができましたことをご報告申しあげます。
  • 今回の総会の所要時間は2時間40分で、ご出席いただいた株主さまは1,100名でした。
  • 当社から2016年度の事業概況を報告するとともに、会社提案3議案と、株主さまからのご提案である4議案の計7議案についてご審議いただき、会社提案の3議案について賛成多数により可決していただきました。
  • 株主の皆さまからは、浜岡原子力発電所に関するご質問に加え、
    • 経営効率化の取り組みに関するご質問
    • 会社提案である配当や取締役の賞与に関するご質問
    • 昨年4月に導入したカンパニー制に関するご質問
    • ガスの販売戦略に関するご質問
    • カタールからのLNG調達の影響に関するご質問

    など、多岐にわたって重要な経営課題に関するご質問をいただき、役員一同、丁寧にお答えさせていただきましたが、本日の総会は私どもにとりまして、貴重なご意見を賜る機会となりました。

  • さて、株主総会を離れ、中部地域の経済について、お話しさせていただきます。
  • 中部地域の経済は、個人消費や生産・輸出の持ち直し、雇用情勢の引き締まりなどを背景に、緩やかに改善しております。
  • しかしながら、トランプ米国大統領の経済政策運営、新興国や資源国経済の動向、英国のEU離脱交渉の展開など、先行きは不透明であります。
  • 特に、米国の保護主義的な政策の展開や為替の動きは、輸出産業に支えられている中部経済に影響を及ぼす懸念があり、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
  • 一方、エネルギー事業を取り巻く環境について目を向けますと、昨年4月の電力に続き、本年4月からガスの小売全面自由化が始まり、事業環境は急激に変化しております。
  • 電力、ガスの競争は、エネルギー市場規模が縮小する中、今後、ますます激しくなると思われます。
  • さらに、2020年(平成32年)には送配電事業の法的分離が予定されています。
  • この歴史的転換点を中部電力グループは、成長に向けた絶好の機会ととらえ、グループ全体での成長実現に向け、新たな事業分野への進出や、付加価値の創出による事業領域の拡大を図るなど、成長戦略の実現に向けた歩みを進めているところであります。
  • また、財務体質の強化に向け、グループが一体となり、一層の経営効率化を推し進める施策を、打ち続けているところであります。
  • 一方、いかなる事業環境においても、「地球環境に配慮した良質なエネルギーを安全・安価で安定的にお届けする」という電気事業者としての使命は、何ら変わるものではありません。
  • 中部電力グループは、この変わらぬ使命の完遂に努めることで、中部地域をはじめとする社会の発展に貢献してまいります。
  • 同時に、時代の変化を見据え、期待を超えるサービスを先駆けてお届けする「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」を目指すことで、お客さま、株主、投資家のみなさまから、ご期待、ご信頼をお寄せいただけるように努めてまいります。

(ご参考)定時株主総会の状況

定時株主総会の状況の表



以上

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