定例記者会見

定例記者会見

2016年5月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2016年06月07日
中部電力株式会社

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  • 先ずはじめに、三重県の賢島において開催されました伊勢志摩サミットについてお話しします。
  • 当社は、昨年8月に、私を本部長とする「伊勢志摩サミット支援対策本部」を設置するなど、電気の安定供給について、万全な体制で臨みました。
  • サミット期間中には、万が一の有事に備え、24時間体制で約500名の特別保安体制を敷き、サミット会場をはじめとする関連施設の電力の安定供給に努めました。
  • 当社といたしましては、サミットが、大きな成果をあげ、無事に閉会されたことに、安堵するとともに、心より喜んでいるところであります。
  • また、世界にサミットの成果とともに、三重県の魅力が、皆さんを含めた各国のマスメディアから世界に向けて発信されましたことも、私たちにとりまして、大変ありがたいことでありました。
  • 本日、私からは、
    • 電力小売り全面自由化2ヵ月の振り返り
    • 徳山水力発電所の完工式
    • 地域情報誌「KORYU」創刊100号

    について、お話しいたします。

電力小売り全面自由化2ヵ月の振り返り

  • はじめに、「電力小売り全面自由化2ヵ月の振り返り」についてお話しいたします。
  • 今年4月から「電力小売りの全面自由化」が始まり、早くも2ヵ月余りが経過しました。
  • 当社は、中部エリアのお客さまに、引き続き当社をお選びいただくため、おトクでわかりやすい新しい料金メニューをご用意いたしました。
  • 加えて、カテエネポイントの提携先拡大や、暮らしサポートサービスなど、お客さまのニーズを捉えたお役に立てる付加価値の高いサービスの提供も開始しております。
  • 当社が提携するパートナー企業は、17社となりました。
  • 「中部電力はじめる部」のCMをはじめ、カテエネ、検針チラシ、ダイレクトメールなどのツールを用いて、新しい料金メニューやサービスを多くのお客さまにお知らせしています。
  • おかげさまで、当社の新しいメニューへの申込み数は、6月1日現在で、約88万件に上り、手応えを感じているところであります。
  • 一方で、中部エリアにおいても、一定数のお客さまが、ガス事業者をはじめとする他社へ契約変更されました。
  • 様々な小売事業者が一斉に、複数の料金メニューやサービスの提供を開始したため、お客さまにとりましては比較が容易ではなく、多くの方が様子見をされておられると思われ、今後、競争は厳しくなると考えております。
  • 当社としましては、引き続きお客さまのニーズをしっかり捉え、付加価値の高いサービスを順次提供することで、「品質」「価格」に「サービス」を加えたトータルでお客さまに評価いただき、厳しい競争を勝ち抜いていきたいと考えております。
  • 4月からは、販売カンパニー社長の下、お客さまのご要望にお応えする新しいサービスの検討を、スピード感をもって進めているところであります。 
  • 中部エリアのお客さま向けの新しいサービスの内容につきましては、取りまとまり次第、お知らせさせていただきます。
  • 次に、首都圏での電力販売についてお話しします。
  • 首都圏は、市場規模が大きく、成長性が高い魅力的なマーケットであり、首都圏での事業拡大は当社の重要な販売戦略のひとつであります。
  • しかし、当社の首都圏での知名度は高いものではないため、現在、首都圏での販売は、当社による直接販売に加え、様々な業種のパートナー企業と提携するなど、複数のチャンネルで展開しております。
  • 具体的には、
    • 当社が直接販売する「カテエネプラン」
    • BIGLOBEと共同で開発した「中部電力カテエネ for BIGLOBE」
    • 都市ガス11社への電力卸販売

    により実施しています。

  • 当社は、首都圏で10万口(15万kW)のお客さまを獲得することを当面の目標にしております。
  • できるだけ早期に目標を達成できるよう、現在、首都圏向けに、より多くのお客さまがメリットを享受いただける料金メニューの検討を始めております。
  • 首都圏での新たな取り組みにつきましても、取りまとめ次第、お知らせさせていただきますので、ぜひ、ご期待いただきたいと思います。

徳山水力発電所の完工式

  • 続いて、「徳山水力発電所の完工式」について、お話しします。
  • ご案内のとおり、明日、徳山水力発電所の完工式を執り行い、私も出席いたします。
  • 徳山水力発電所の、1号機、2号機をあわせた最大出力は16万1,900kWであり、揚水発電所を除く当社の一般水力発電所としては、最大規模の発電所です。
  • 徳山水力発電所は、平成21年10月に着工し、約6年半をかけて建設いたしました。
  • 長きにわたり、ご理解とご協力を賜りました揖斐川町をはじめとする地域の皆さま、関係者の皆さまに、この場をお借りして、あらためて深く御礼申し上げます。
  • 明日は、マスコミの皆さまには完工式のほか、地下70mに設置した徳山水力発電所の発電機などについても、ご覧いただく予定であります。
  • 徳山水力発電所は、無人で運転・制御を行うため、今後、発電所内部をご取材いただく機会は限られますので、明日、お時間を頂けるようでしたら、ぜひ、お越しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
  • 水力発電は、純国産エネルギーであり、地球環境に配慮した再生可能エネルギーであると同時に、安定的な電力量を期待できるメリットがあります。
  • 当社では、今月下旬に高山市にある丹生川(にゅうかわ)水力発電所(350kW)が営業運転開始を予定しているほか、静岡市では新奥泉(しんおくいずみ)水力発電所(290kW)、飯田市ならびに阿智村では清内路(せいないじ)水力発電所(5,600kW)の建設に向けた準備を進めております。
  • 当社は、引き続きグループ会社と一体となり、水力発電をはじめ、再生可能エネルギーを積極的に開発してまいります。

参考資料1

地域情報誌「KORYU」創刊100号

  • 続いて、地域情報誌である「KORYU」について、お話しします。
  • 「KORYU」は、「暮らしとエネルギーのつながり」、「中部地域の見どころや活躍する人の紹介」、「暮らしに役立つ情報」などをご紹介する年4回発行の季刊誌です。
  • この「KORYU」は、昭和54年7月に創刊した歴史のある広報誌であり、37年を経て、今月15日発刊号をもって、100号となります。
  • 創刊時の思いは、「地域文化を支える小さな柱になりたい」というもので、当初は文化や技術を中心にお伝えしてまいりましたが、時代の変遷とともに少しずつリニューアルし、現在は、「暮らし」に関係した情報の発信に力を入れております。
  • 編集を担当する女性従業員が、女性の目線で、女性のお客さまの関心が高い「生活に役立つ話題」を中心に編纂することで、主婦層を中心に多くのお客さまに、ご愛読いただいております。
  • 現在、約4万部をご希望の方々のご自宅を中心にお届けしていますが、中部5県の300余りの図書館にも毎号をお送りしています。
  • 当社は、「KORYU」を地域の皆さまと当社を結び、お客さまのニーズを確認できる大切なツールと考えており、その重要性は、ますます高まってまいります。
  • 今後、150号、200号に向けて、継続した発刊を目指すとともに、購読者の拡大にも努めてまいります。
  • 私からは以上です。

参考資料2



以上

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