定例記者会見(2020年) 2020年1月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2020年1月31日

中部電力株式会社

  • 本日、私からは、
    • コミュニティサポートインフラ創造への取り組み

    について、ヘルスケア分野を中心にお話しいたします。

コミュニティサポートインフラ創造への取り組み

  • 当社は、経営ビジョンにおいて、良質なエネルギーを安全・安価で安定的にお届けすることに加えて、新たな成長分野として、さまざまな社会課題の解決を出発点とした「新しいコミュニティの形」の提供を掲げております。
  • こうした中、当社は、「デジタル化・お客さま起点・低炭素化」をキーワードに、「S+3E」を実現する従来の電力供給システムに加え、情報通信ネットワークと最新のデジタル技術を活用して、お客さま・地域・コミュニティが抱える課題解決に貢献する「コミュニティサポートインフラの創造」への取り組みを進めているところであります。
  • この「新しいコミュニティの形」の提供にあたっては、多種多様なデータを収集・分析する仕組みが必要不可欠でありますが、当社では、その情報がどこから得られるのかに応じて、「オングリッド」と「オフグリッド」の2つのアプローチがあると考えております。
  • 「オングリッド」のアプローチとは、スマートメーターや電柱などの電力インフラを介して得られたデータを活用することであり、「オフグリッド」のアプローチとは、電力インフラを介さずモバイル端末や自宅内のカメラ・センサ等で得られたデータを活用することです。
  • 「オングリッド」からのアプローチの具体例として、スマートメーターの通信機能を活用した電気・ガス・水道の共同自動検針や、「見守りポール」のような地域防犯など、安全・安心を支えるサービスの実証・実用化が進んでおります。
  • また、「オフグリッド」からのアプローチの具体例として、例えば「どこニャン」や「コネクテッドホーム」のようにIoT端末を活用することで、見守りや暮らしの利便性向上に資するサービスを展開しているところであります。
  • このように様々なデータを活用したサービスには、当社以外にも通信事業者やIT事業者など、業種を越えたさまざまな事業者が参画しており、その競争は今後さらに激化していくものと認識しています。
  • しかしながら、このような競争環境の中において、当社の強みとなるのが、エネルギーサービスと「オングリッド」・「オフグリッド」の両方から得られるデータを活用したサービスを組み合わせて提供することができるという点であると考えております。
  • 特に、「ヘルスケア」分野において、この「オングリッド」と「オフグリッド」の両データを活用したサービスの提供は、今後の高齢化や人口の偏在が進むなかで、社会的ニーズが高まっていくものと予想されます。
  • そこで、このたび慶應義塾大学病院と、在宅患者の見守りや、在宅時のデータを医療分野で活用するための共同研究を実施することといたしました。
  • 共同研究では、当社のデータプラットフォームを活用して、電力のご使用量や睡眠時の心拍数といった在宅時のデータを取得し、医師にレポートすることにより、適切な環境・生活指導や病気の早期発見に必要となるデータの種類などを研究します。
  • さらに、ヘルスケア分野の取り組みとして、医療・健康情報を一元管理するサービスを提供する「メディカルデータカード社」とも、新サービス開発に向けた業務提携および資本提携をいたしました。
  • メディカルデータカード社のサービスを導入する医療機関を受診される患者の方々は、血液検査や処方箋データなどを、アプリを通じて一元的に管理・活用することができます。
  • 将来的には、これらの2つの取り組みを組み合わせることにより、患者と医師が双方向にコミュニケーションを図ることができるプラットフォームの構築や、生活習慣病患者の生活指導・重症化予防につながるサービスなどの開発を検討することで、地域の皆さまがより快適に医療サービスを享受できる社会の実現に貢献してまいりたいと考えております。
  • 本日は、ヘルスケア分野を中心にお話をいたしましたが、当社は、今後も「コミュニティサポートインフラの創造」をより一層加速させるとともに、開発したサービスを、エネルギーとセットでお届けしていくことで、社会課題の解決と収益拡大の同時達成を目指してまいります。
  • 私からは以上です。

以上