地域コミュニケーション活動

緑のカーテンキャンペーン取り組みのご報告「緑のカーテン作りの拡大、脱プラスチックやインドネシアにおける貧困問題の解決に寄与するネットの利用、次世代層への環境教育の拡大」

2022年09月12日

緑のカーテン30周年

当社では1992年から緑のカーテンキャンペーンを実施しています。当社本店ビル花壇では当時から緑のカーテン作りを毎年実施しており、今年も壁面いっぱいに鮮やかな緑のカーテンが覆い茂りました。

緑のカーテンは生きた植物であるため、ヨシズや布のカーテンが太陽の熱を吸収してしまうのに対し、日光と熱を反射する作用があります。
さらに、根から吸い上げた水分を蒸散させる際に葉の周囲の大気熱を奪うため、カーテン周辺の温度上昇を抑える効果があります。
私たち中部電力はこの30年、多くのお客さまとともに、省エネ効果をもたらす緑のカーテン作りに取り組ませていただいています。

30周年を迎えた2022年度は、環境保全活動の拡大のため、新たに3つの取り組みを展開しました。
環境保全活動をより一層充実させるため、環境保全事業をおこなうエスペックミック株式会社さまが推進される、「サトウヤシ繊維で作られたネット(注1)を「みどりのカーテン」に活用する取り組み」に賛同し、本店ビル花壇のネットに利用しました。

また、中部電力グループ一体となったキャンペーンの展開を広げるため、緑のカーテン作りとして、グループ会社である中電ウイング、中電不動産、テクノ中部の3社でも緑のカーテン作りを実施しました。支柱やネット設置から種まきに始まり、毎日の水やりや苗の手入れまで、従業員が協力して実施した各社の様子(注2)は記事後段のリンク先でご覧ください。

さらに、環境への理解を広めるため、種袋の配布と同時に環境教育の希望募集をおこない、次世代層への環境教育(注3)を実施しました。先生方から「お子さんに伝えたいこと」などをお聞きして、緑のカーテンの目的と効果、および生物多様性や資源循環を始めとした身近な環境問題について学び、自分たちにできる事を対話するカリキュラムを準備し、工作をおこないました。
小さなお子さんにも熱心に聞き入ってもらい、止まらなくなるほどの思い思いの発言をしてもらうことができました。次世代のお子さまに、環境保全の楽しさ、やりがいが伝わる事を願っています。

サトウヤシ繊維を使ったネット写真

(注1)サトウヤシ繊維を使ったネット
エスペックミック株式会社さまが総合地球環境学研究所(地球研)(注1-1)SRIREPプロジェクト(注1-2)の一員としてサトウヤシ繊維を使ったネットをみどりのカーテンに活用する取り組みを推進されています。サトウヤシネットがインドネシアにおける貧困問題の解決を支援するという活動に共感し、プラスチックからの転換が可能で脱プラスチックへの貢献ができることを期待してネット試行に協力をさせていただきました。

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