地域コミュニケーション活動

「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催しました

2022年10月28日

10月28日(金曜日)、有識者委員(社外3名)(注)から構成する「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催しました。
この意見交換会は、中部電力および中部電力グループの環境への取り組みに対して委員から助言や提言をいただくため、2020年度から開催しています。

今回は技術開発本部が開催するテクノフェアを視察いただき、意見交換をおこないました。

テクノフェアの視察では、あらゆる分野で進める研究の中から環境に係る内容を含むものを優先して紹介させていただきました。
テクノフェアは当社グループの技術研究開発の取り組みを紹介するために毎年開催しており、今年で30回目の節目を迎えました。主管部署である技術開発本部は今年2月に中部電力グループ経営ビジョン2.0の実現に向けて技術開発方針を策定して、7つの重点分野を設けて研究開発を進めており、今回のテクノフェアは、この重点分野の研究成果を中心に展示しました。

意見交換会では、過去から現在までの国内外および当社を含む電気事業の環境に関する動向を今一度振り返らせていただきながら、9月に公表しました「中部電力グループレポート(統合報告書)」と「中部電力グループ 環境への取り組み」へのご意見・ご感想をいただきました。

委員各位からのご意見を紹介いたします。
特に資料に関しては、資料内容とともに、当社の環境に係る取り組みについて、多角的視点からご提案をいただきました。

  • テクノフェア視察は事業への興味関心が深まった。もっと広く、企業人だけでなく次世代の学生をはじめ多くの人へ情報発信すべき内容と思う。
  • 水循環の取り組みについて、中部電力グループ基本方針「自然との共生」に「水資源の可能性に配慮」との記載があるため、水循環については「自然との共生」に記載すべきである。
  • 「循環型社会の実現」に記載されている「資源」には「資源」と「循環資源」の両方の意味があるため、言葉の定義を再度確認され、記載したほうが良い。
  • SDGsマークは全てのステークホルダーに伝わりやすいもの。企業が何を目指して事業活動しているかを理解し易いため、取り組みに対してはしっかり挿入するべき。
  • 視察で見た共同研究のように、サプライチェーンの集う場および、大学や自治体との連携を持たれて会合を開催するなどした様子を伝えていくと効果的と思われる。
  • 資料は活字ばかりではなく、カテエネユーザー(一般ユーザー)のようなステークホルダーにも親しみ、分かり易い表現をすべき。例えば上記のような活動についても、写真などで視覚的に掲載することで、見える化を進めるとよいのではないか。
  • 社として新しい戦略を持つべき重要な局面にあると考える。
    脱炭素だけでなく資源循環や生物多様性はもちろん、さらに循環型の点では環境面において政策上は廃棄物かもしれないが、地域循環共生圏が指すように様々な視点が必要になる。2050に向けてのイメージをグループレポートと連携して公表することが必要ではないか。
  • 海外を含めたサプライチェーン上の仕入先企業や地域社会にどういう影響があるのか。テレカップリングの概念を含めた記載があると良い。

上記の他にも多くのご意見を賜りました。貴重なご意見の数々となりますので、一つひとつ部門連携をとりながら事業活動に活かしてまいります。

「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催の様子
「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催の様子
「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催を終えて

(注)3名の有識者委員のご紹介

(五十音順 / 敬称略)

お名前 所属・お役職
浅野 智恵美 (公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会
NACS消費生活研究所 副所長 環境カウンセラー
大村 啓 元 愛知県環境部 技監
福井 弘道 中部大学 副学長・中部高等学術研究所 所長
国際GISセンター(共同利用・共同研究拠点)センター長
教授(理学博士)
浅野委員
浅野委員
大村委員
大村委員
福井委員
福井委員

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