地域コミュニケーション活動

環境保全活動 生物多様性に寄与する竹林管理のお手伝い「タケノコ掘り」を実施しました

2023年04月22日

環境保全活動 生物多様性に寄与する竹林管理のお手伝い「タケノコ掘り」を実施しました

4月22日(土曜日)、当社 およびグループ会社 従業員18名(総務・広報・地域共生本部、環境グループ、立地グループ、ボート部、ラグビー部、 愛知電機、中電ウイング の有志)は、環境保全活動の一環として、生物多様性に寄与する竹林管理につながる「タケノコ掘り」を実施しました。

この活動は名東自然倶楽部(注1)さまと名古屋市環境局さまのサポートを受け、竹林の伐採整備が人手不足で追いつかないという名古屋市名東区猪高緑地での課題を解決するべく、ボランティアとして株式会社サンゲツさまと昨年から実施しているものです。

今年の掘削数は、約130本。昨年の数400本に比べ大変少なく、探すことに苦労もしましたが、小さなタケノコも一生懸命に掘り、活動の意義【下草に陽を当て、多くの植生を活かすよう、竹を間引く】を果たす大変有意義な活動となりました。

この活動により環境保全活動の必要性を学び、大変さを知ることができますが、この2ヶ年の参加から、自然は思うように読めず付き合い方が難しく、整備管理がいかに大変であるかという新たな一端を知ることもできました。

私たちはこれからも、人の手が求められる活動に寄り添い、この生物多様性を守る活動をはじめとした地域環境保全活動を、従業員ひとり一人の力を合わせて実施していきます。

採れたタケノコは、名東区社会福祉協議会に紹介いただいた、名東区内の4つの子ども食堂へ「猪高緑地の竹の問題」の啓発と共に提供しています。

環境保全活動 生物多様性に寄与する竹林管理のお手伝い「タケノコ掘り」を実施の様子
環境保全活動 生物多様性に寄与する竹林管理のお手伝い「タケノコ掘り」を実施の様子

【参加者の声】

  • 参加は2回目です。掘っても掘っても終わらない昨年とは違い、タケノコが大変少なく、探す事にも苦労しましたが、起伏に富む緑地内を分け入り、名東自然倶楽部さまの指示の下に約2時間、一生懸命に掘りました。
    重労働ではありましたが、それゆえに保全活動の大変さを実感し、達成感を得ることができました。
  • タケノコが少なく宝探しの様相でしたが、環境保全に加え、活動の目的の1つである近隣の子ども食堂への提供も果たすことができたと聞き、お役に立てて嬉しく思います。

(注1)名東自然倶楽部:名古屋市と「緑のまちづくり活動に関する協定」を結び、緑地の保全を実施

タケノコ掘りの意義
タケ(モウソウチク)は破竹の勢いと例えられるとおり、成長著しく、2ヶ月程度で10メートルを超える高さに成長します。さらに地下茎で繋がるため範囲をどんどん拡大していきます。
竹に日光を遮られた他の植物は成長を妨げられ、竹藪は生物多様性に乏しい植生になってしまいます。緑地内の生態系保全(生物多様性の維持)には、竹伐採およびタケノコを適度に採って竹林を整備することが重要です。

名東区猪高緑地
市街化が進む中で残された貴重な66haもの緑地で、起伏に富み、ため池が点在し、小動物が多く生息しています。
名古屋インターチェンジに近く、都会に隣接しているにもかかわらず「本当にここは名古屋なのか?」と疑ってしまうほど、広大で豊かな自然が根付いているこの緑地ですが、大変多くの手をかけることで成り立っています。

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