地域コミュニケーション活動

「中部電力グループ環境に係る意見交換会2024」を開催しました

2024年09月13日

「中部電力グループ環境に係る意見交換会2024」を開催しました

9月13日(金曜日)、有識者委員(社外3名、下段にご紹介)をメンバーとする「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催しました。
この意見交換会は、中部電力グループの環境への取り組みに対しての助言や提言、環境に関する国内外における最新情報や事例を教示いただくことを目的としています。

今回は、10月に公表予定としている「中部電力グループ環境コミュニケーションブック2024」を中心に、既に公表している「中部電力グループレポート2024」、「中部電力グループTNFDレポ―ト2024」、これら3種類の資料を用いて当社グループの環境に係る取り組みを説明し、助言と提言をいただきました。

また世界、国、および地域における環境問題に関する最新のトピックスをはじめ、企業に求められる気候変動、生物多様性、資源循環への取り組みの最新動向などをお伺いすることができました。

今年夏に始まった第7次エネルギー基本計画の改定論議に対する議論や以下内容をはじめ、多岐にわたる話題があがり、貴重な意見交換の場となりました。いただいたご意見を当社グループの環境経営に活かしていきたいと考えています。

  • 「気候変動への適応」について、自治体も注目しており、あらためて重要度を増している。企業においては、適応を意識した取り組みをおこなうこと、およびその取り組みを公表することが必要
  • 「適応」について、「気候変動による災害」に対する事前および発生時の対策の検討や、中部圏ならではの自然を活かし地域インフラ事業を連携させる活動に期待
  • 「ネイチャーポジティブ」について、価値あるものを保護する。という視点だけでなく、劣化している所を再生するという視点が大切。いずれも「自然生態系の損失を食い止め、回復させる」という世界的な社会目標に対する活動が必要
  • 「電力業界特有の資産である土地や設備」について、環境面への活かし方への提言
  • 日本の中でも特に自然が豊かである中部圏という立地を守り活かす取り組みに期待
  • 再エネの出力抑制は大変もったいない事象であるため、資料で紹介しているエコキュートや蓄電池の活用拡大の実証に期待
  • 資源循環に関するPASSTOの取り組みや自治体連携をはじめとした環境教育の実施など、広く消費者との関わりがある取り組みは有意義。実施するだけでなく、消費者の関与を増やせるよう大いに告知すべき
  • 教育面では「環境教育等促進法」を意識し活動実施されるとよい
  • 行政、他企業との連携は重要で期待

環境コミュニケーションブック2024は、委員の皆さまからいただいたご指摘、ご提案内容を盛り込み、以下ページで公表します。(2024年10月下旬予定)

私たち中部電力グループはこれからも、環境に寄与する新しい取り組みを検討するとともに、過去から続く価値ある環境保全活動を大切に継続していきます。

写真左手 手前より、浅野委員、福井委員、香坂委員
写真左手 手前より、浅野委員、福井委員、香坂委員
有識者委員のご紹介(敬称省略)
浅野 智恵美 福井 弘道 香坂 玲
(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会NACS消費生活研究所 副所長 環境カウンセラー 中部大学 副学長
中部高等学術研究所 所長
国際GISセンター長
東京大学大学院
農学生命科学研究科
森林科学専攻 教授

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