地域コミュニケーション活動
「中部電力グループ環境に係る意見交換会 2024視察会」を開催しました
2025年03月27日

3月27日(木曜日)、有識者委員(社外3名)(注)をメンバーとする「中部電力グループ環境に係る意見交換会 2024年度視察会」を開催しました。
この意見交換会は、中部電力グループの環境への取り組みに対しての助言や提言、環境に関する国内外における最新情報や事例の教授をいただくことを目的として会議や視察を開催しています。
今回は当社設備である奥矢作第一水力発電所と黒田ダムを視察いただき、ダム提体から大容量を貯水するダム全体を眺望した後、発電機本体を見学しつつ、揚水発電の仕組みおよび水力発電所の建設・運用における環境対策について説明しました。
奥矢作第一水力発電所(1980年運転開始)は第二水力発電所と共に常に2つを一体運用して揚水発電をおこなう世界的にも珍しい二段式揚水発電所であり、近年の再生可能エネルギー発電の拡大に大きく貢献しています。
揚水発電は建設当初、夜間の余剰電力で揚水し、昼間に発電する運用をしていましたが、近年では、昼間の太陽光発電の余剰電力を活用して揚水し、電力が必要な時に発電しています。
今回の視察により、脱炭素社会の実現に向けた揚水発電の役割や電力の安定供給を支える重要性を改めて認識いただくことができました。
また、地域や行政などと連携して計画・建設をしたことへの評価に加え、建設後の継続した調査や保全も重要であること、環境配慮や保全については、点より面としてとらえた活動が重要であることなどのご意見をいただきました。
私たち中部電力グループは、山から川、川の流域、そして海に至るまで、自然の中で事業活動をおこなっていることを常に意識し、これからも豊かな自然環境を守るために多様な生物の生態系や水資源の持続可能性に配慮することで、地域社会と共存を図っていきます。

(注)3名の有識者委員のご紹介
福井 弘道 委員 写真左から3人目 |
浅野 智恵美 委員 写真左から4人目 |
香坂 玲 委員 写真左から5人目 |
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中部大学 副学長 中部高等学術研究所 所長 国際GISセンター長 |
(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会会員 愛知環境カウンセラー協会 理事 | 東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻 教授 |
