地域コミュニケーション活動
「中部電力グループ環境に係る意見交換会2025」を開催しました
2025年10月23日
当社は有識者委員(社外3名、下段にご紹介)をメンバーとする「中部電力グループ環境に係る意見交換会」を開催しました。
この意見交換会は、中部電力グループの環境への取り組みに対しての助言や提言、環境に関する国内外における最新情報や事例を教示いただくことを目的としています。
今回は、10月末に公表を予定している「2025中部電力グループ環境コミュニケーションブック」を中心に、8月に公表済みの「中部電力グループレポート2025」および「中部電力グループTNFDレポート」の3資料を用いて、当社グループの環境に関する取り組みをご説明し、助言・ご提言をいただきました。
さらには、再生可能エネルギーの拡大、原子力や地層処分の取り組みに関する課題などについても意見交換をおこないました。 多岐にわたるテーマが取り上げられ、非常に有意義な意見交換の場となりました。いただいたご意見は、当社グループの環境経営に積極的に活かしてまいります。
委員の皆さまからいただいたご意見を紹介します。
取り組みを伝えるにあたって工夫すべき点
- 「当社グループの事業は、地域と連携しながら前向きに、長期的に地道に取り組んでいる」というメッセージをあらためて発信していくことが重要である。
- ステークホルダーからの理解と共感の獲得にむけて、取り組みの背景や目的、地域との連携、課題への対応姿勢などを丁寧に示すことが重要である。
- 取り組みの紹介記事については、単に事例を紹介するだけでなく、当社グループや取り組みが身近なものとなるよう、その取り組みがどのようにステークホルダーと繋がっているのかといった点に注目して伝えることが重要である。
当社グループの取り組みに対する期待
- 近年、大型の気象災害によるさまざまな設備の倒壊や破損の報道が多く、老朽化していく設備をどうするかについては関心が高い話題である。
- 原子力発電の審査に関する進捗はもとより、地層処分については、全国的な議論が進むことを期待したい。
- 温泉文化と共存共栄する地熱発電事業、またスマートメーターを利用したサービスの展開など、地域との連携モデルや地域づくりの取り組みは、興味深く大いに期待する。
- 岩石蓄熱技術は、非常に興味深い取り組みで、若い世代や一般の方にも注目される可能性が高い。
- オフィスから排出された古紙を自社内で再生し、従業員の名刺などに利用している事例や、衣類や雑貨の資源循環サービスとなる「PASSTO」の事例など、エネルギー以外の取り組みの紹介は、興味深く、親しみやすさを感じさせる。
2025中部電力グループ環境コミュニケーションブックは、委員の皆さまからいただいたご指摘、ご提案内容を盛り込み、以下ページで公表します。(2025年10月末予定)
私たち中部電力グループはこれからも、環境に寄与する新しい取り組みを検討するとともに、過去から続く価値ある環境保全活動を大切に継続していきます。
| 浅野 智恵美 | 福井 弘道 | 香坂 玲 |
|---|---|---|
| (公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会会員 愛知環境カウンセラー協会 理事 |
中部大学 中部高等学術研究所長 国際GISセンター長 |
東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻 教授 |