人権の尊重、人権デュー・ディリジェンス

人権デュー・ディリジェンスの実施

人権デュー・ディリジェンスの実施

中部電力グループ人権基本方針に基づき、人権デュー・ディリジェンスを実施しています。サプライチェーンを含めた当社グループのビジネスモデルにおいて関連する人権リスクを把握・評価し、優先度が高い人権リスクを定め、従業員およびサプライチェーンをはじめとするステークホルダーの人権尊重に取り組んでいます。

人権デュー・ディリジェンスの実施

人権リスクの特定・評価

実効性が求められる人権デュー・ディリジェンスでは、中部電力の事業活動において発生の可能性がある人権リスクのうち、関連するステークホルダーと対話をおこないながら優先して取り組む人権リスクを特定しました。
社内ルールや社員への聞き取り調査結果、過去の訴訟事案や人権に関する相談・通報内容などを分析、人権課題を抽出し、「人権侵害の発生の可能性」、「人権侵害の規模」、「人権侵害が及ぼす範囲」、「是正可能性(影響を被った被害者が、当該人権を享受していた元の状態に復帰できる可能性)」の観点から評価しました。
結果、特定したリスクは「長時間労働」「労働安全衛生」「パワーハラスメント」「セクシャルハラスメント」「先住民族・地域住民の権利」「賃金の不足・未払、生活賃金」「プライバシーの権利」「児童労働」「強制労働」「差別」「結社の自由」です。これらのリスクに対し、予防・是正措置を実施しています。

予防・是正措置の実施

  • 人権に関する教育・研修の実施(2022年度実績)

    中部電力グループ人権基本方針に則り、従業員に対して以下の施策を展開しました。

    • 人権啓発およびハラスメント防止に関する段階別研修(約750人参加)
    • 社外の人権セミナーなどへの参加(約30回)
    • 「全社人権啓発委員会」を設置の上、人権講演会の開催(年1回定期実施)
  • サプライチェーンに対する取り組み

    リスク特定~評価の過程でサプライヤーに起因するような顕在的・潜在的な人権に関するリスクが発見された場合は、速やかにサプライチェーンの管理体制やそのスキームを強化する必要があります。当社ではサプライチェーンでの人権リスクの把握のために、毎年重要サプライヤーに対し、人権を含むCSR・ESGへの取り組み状況調査アンケートを実施しています。

  • その他
    • 安全活動サポート(注)にて事業場内の危険箇所を把握し、新たにカーブミラーを設置しました。

      (注)従業員の安全を確保し、職場環境を快適にするため、安全専門員が各事業場を訪問し、文書確認、現場視察、インタビューなどを通じて、安全活動・安全管理の状況を体系的に把握する取り組み

    • 再生エネルギーカンパニーにおいて、地域住民の方への戸別訪問時、設備工事によって発生し得る騒音についてご意見を聞き取り、防音シートを設置しました。

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