中部電力株式会社が参画する五島フローティングウィンドファーム合同会社は、再エネ海域利用法（注1）に基づく浮体式洋上風力発電所として計画してきた「五島市沖洋上風力発電事業」において、2022年4月、国内で初めて公募占用計画の認定を受けた後、発電設備の設置工事に必要な海域占用などの許認可手続きを進めてきました。

この度、五島市福江港の岸壁ヤードにおいて、今回設置する8基のうち1号機となる浮体が完成し、半潜水型スパッド台船（注2）（船名：フロートレイザー）に積み込まれました。2022年10月8日（土曜日）、海上での風車組立作業を開始するため、椛島沖の海域にむけて福江港より出航しました。

引き続き、促進区域内における浮体式洋上風力発電所として、2024年1月の商業運転開始を目指し、順次、施工を進めていきます。（注3）

浮体積み込み状況

積み込み完了

（注1）海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律

（注2）陸上で建造した浮体式洋上風力発電施設の浮体を積込み、沖合において半潜水状態で浮上・進水させるための大型台船

事業概要

事業名称	五島市沖洋上風力発電事業
事業主体	五島フローティングウィンドファーム合同会社
発電設備	浮体式洋上風力発電設備　16.8MW（＝2.1MW機×8基） （全長176.5m、ローター径80m）
所在地	長崎県五島市沖
運転開始	2024年1月（予定）
参画企業	戸田建設株式会社、ＥＮＥＯＳ株式会社、大阪ガス株式会社 株式会社ＩＮＰＥＸ、関西電力株式会社、中部電力株式会社

完成予想図

参考

（注3）本内容は、2022年10月7日時点の内容です。最新の情報は以下をご覧ください。
2023年9月22日プレスリリース「五島市沖洋上風力発電事業の運転開始時期を2026年1月に延期」