中部電力グループの再生可能エネルギー 記事
長野県飯田市における「遠山川(とおやまがわ)水力発電所」の工事着手
中部電力株式会社(以下「中部電力」)は2023年9月4日、長野県飯田市において、遠山川水力発電所(以下、本発電所)の建設工事を開始しました。
本発電所は、発電出力11,400kWの流れ込み式(注)水力発電所で、年間発電電力量は約6,100万kWhを想定しています。
運転開始時期は、2023年6月の豪雨によりアクセス道路の一部が損壊したため、未定としておりますが、今後の道路の復旧状況を踏まえて早期完工を目指してまいります。
(注)河川を流れる水をダムに貯めることなく、そのまま発電に使用する方式。
中部電力は、引き続き、自然環境に配慮しつつ、地域の皆さまおよび関係各所のご理解・ご協力をいただきながら、安全を最優先に工事を進めてまいります。
中部電力グループは、再生可能エネルギーを脱炭素化やエネルギー自給率の向上に資する主力電源の一つと位置付けており、目標として掲げる「2030年頃に保有・施工・保守を通じた320万kW以上の拡大」達成に向け、引き続き、積極的な電源開発に取り組んでまいります。
遠山川水力発電所の概要
発電設備所在地 | 長野県飯田市南信濃・上村 |
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水系・河川名 | 天竜川水系・遠山川 |
発電出力 | 11,400kW |
想定年間発電電力量 | 約6,100万kWh(一般家庭 約2万世帯分の年間使用電力量に相当) |
発電方式 | 流れ込み式(水路式) |
最大使用水量 | 10.0m3/s |
有効落差 | 約127m |
営業運転開始予定 | 未定 |