再生可能エネルギー発電のしくみ

風力発電のしくみ

風力発電は、風の力で風車をまわし、その回転運動を発電機に伝えて電気をつくる発電方式です。モーターの電気のスイッチを入れると軸がまわって動力になりますが、これと反対のことをすれば電気ができます。その動力として、自然にある風を利用するものです。

プロペラ型風力発電機のしくみ。ピッチ制御装置(風速にあわせて羽根の角度を調整します。)、増速機(風車の回転を増強して発電機に伝えます。)、プレード(風車の羽根。風を受けてまわります。)、発電機(風車の回転運動を電気に変えます。)、ヨー制御装置(風の向きにあわせて風車の向きを変えます。)

風力発電の特徴

風力発電は、資源(風力)が枯渇する心配がなく、発電時にCO2を出さないなどのメリットがあります。その一方で、まとまった電力を得ようとすると広大な面積が必要なこと、時間・季節・天候などに影響されやすく出力変動が大きいこと、風車が回転する際に騒音が発生することなどの課題があります。

長所 短所(課題)
  • 枯渇する心配がない。
  • 発電時にCO2などを出さない。
  • 再生可能エネルギーの中では比較的、発電コストが低い。
  • 大量の電気をつくるには広大な面積が必要となる。
  • 天候の影響を受けやすく、発電が不安定になる。
  • 風車が回転するときに騒音が発生する。

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