でんきのしくみを学べるよ!
コイルと電池でお水を沸かそう!
コイルに電流を流すと、たくさん熱が発生したね。電流が金属の中を流れる時、自由電子が原子にぶつかることによって発するエネルギーが熱エネルギーなんだよ。この熱によってお水が沸とうしたんだね。
電気エネルギーは、さまざまなエネルギーに変化します。熱エネルギーもその1つです。電流が金属の中を流れるとき、自由電子が原子にぶつかることによって発するエネルギーが熱エネルギーです。これは金属の中を自由電子が通りにくい(金属の抵抗が大きい)ほど、ぶつかる回数が多くなり、多くの熱エネルギーが発生します。
電気エネルギーを熱エネルギーに変えるための金属は、一般的にニクロム線、タングステン線といった合金がつかわれます。これは高熱に強いため、切れにくいといった特長を持っているためです。
豆知識
発熱体をコイル状に巻くわけ
電熱器やドライヤーに使われている発熱体がコイル状に巻かれているのをよく見かけます。発熱温度の調整は、発熱体の密度を高くすると温度が高くなる、という性質があります。ニクロム線をコイル状にして、巻き線間隔(かんかく)を細かくすると放射温度が高くなります。