定例記者会見
定例記者会見
2021年1月度 定例記者会見 林社長挨拶
2021年01月29日
中部電力株式会社
- 本日、私からは、
- 全国的な電力需給のひっ迫
- 役員人事
の2点について、お話しいたします。
全国的な電力需給のひっ迫
- はじめに、今般の全国的な電力需給のひっ迫についてお話しいたします。
- 昨年末からの寒波の影響により、全国的に電力需要が増加し、中部エリアにおいても、1月8日には「1点最大電力」が冬の実績として震災後、最大となる2,409万kWを記録いたしました。
- 急激な需要の増加により、特に西日本を中心に需給がひっ迫したことを受け、中部電力パワーグリッドは12月27日から他社に応援融通を開始いたしました。
- 中部エリアにおいても厳しい状況ではありましたが、JERAによる碧南火力発電所の増出力運転やLNGのスポット調達、お客さまや事業者の皆さまに電気の効率的なご使用や発電設備の焚き増しなどにご協力をいただきましたことにより、必要な供給力を確保するとともに、合計13日、1億1,576万kWh(注)の融通を実施することができました。ご協力いただいた皆さまには、あらためて感謝申し上げます。
- 今回の原因につきましては、国などを中心に検証が進められておりますが、寒波の影響による電力需要の増加や、悪天候による太陽光発電の発電量の減少、それに伴うLNG火力発電所の燃料在庫の低下など、様々な要因が同時に重なったものと考えております。
- 現時点では、1月上旬と比較いたしますと全国的にも需給状況は改善し、1月16日以降、当社からの融通は行っておりませんが、引き続き、広域機関と連携しながら、供給力の確保に全力を尽くし、電力の安定供給の維持に努めてまいりたいと思います。
(注)2021年2月17日 数値の誤りを訂正いたします。 |
役員人事
- 次に、役員人事についてお話しいたします。
- 当社は、今年度、新型コロナウイルスの感染が広がる中、従業員、家族、パートナー、お客さまの安全と健康を最優先に、エネルギーの安定供給に努めるとともに、新たな価値の創出やサービスの提供に取り組んでまいりました。
- 2021年度、こうした取り組みを加速し、経営ビジョンを実現していくため、本日、新たな経営体制を決定いたしましたので、ご紹介いたします。
- 今回の人事にあたっては、経営ビジョンにも掲げている「収益基盤の拡大」、「脱炭素社会の実現」、安全・安価・安定的なエネルギーをお届けするための「現場力の強化」に向け、優秀な人財を登用いたしました。
- それでは、4月1日付の役員人事についてご説明いたします。
- 新たに副社長執行役員に、増田博武(ますだ ひろむ)氏、水谷仁(みずたに ひとし)氏に就任していただきます。また、3名の方に、新たに専務執行役員に就任していただき、本部長を担っていただきます。
- その他、当社、中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズにおいて、実務経験豊富でリーダーシップ、マネジメント能力、戦略性に長けた人財を適所に配置するとともに、優秀な若手を積極的に登用いたします。
- 代表取締役の倉田氏は取締役となり、平岩氏は取締役を辞任いたします。
- 続きまして、6月に開催予定の定時株主総会において承認を求める、取締役候補者についてご説明いたします。
- 新任取締役候補者は、4月1日に専務執行役員となる、伊藤久德(いとう ひさのり)氏、伊原一郎(いはら いちろう)氏の2名でございます。
- 当社は、新たな経営体制のもと、地球環境に配慮した、良質なエネルギーを、安全・安価で安定的にお届けするという「変わらぬ使命の完遂」と、お客さまや社会へご提供する価値の最大化、ならびに、さまざまな社会課題の解決に挑戦し続け、みなさまのご期待に応えてまいります。
資料
以上