定例記者会見

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2021年5月度 定例記者会見 林社長挨拶

2021年05月25日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 植物工場事業への参入

    につきまして、お話しいたします。

植物工場事業への参入

  • 当社グループは、経営ビジョンにおいて、良質なエネルギーを安全・安価で安定的にお届けすることはもとより、新たな成長分野として、さまざまな社会課題の解決を出発点とした「新しいコミュニティの形」の提供を掲げております。
  • その具体策として、「お客さま起点」「脱炭素化」「DX」を基軸とした「コミュニティサポートインフラ」の構築による新たな価値のご提供を目指しております。
  • これまでも、当社グループが保有するインフラやノウハウを活用したサービスに加え、ライフケアや医療分野など、従来の事業領域を超える取り組みを進めてまいりました。
  • そして、このたび、「食の安心・安全」という新たな価値の提供に向け、「食・農」分野において、植物工場事業に参入することとし、本日、株式会社日本エスコンおよび株式会社スプレッドと植物工場の建設・運営のための合同会社の設立に関する出資者間協定を締結いたしました。
  • 現在、「食の安心・安全」に対するニーズの高まりから、衛生的な環境で、形や味、栄養を一定の品質に保った新鮮な野菜を栽培することが可能な植物工場に対する期待が高まっております。
  • また、植物工場は、屋内で栽培環境を管理・制御することにより、少ない労働力で安定的に農作物を生産できるという利点があり、少子高齢化による農業従事者の減少や異常気象の頻発による不安定な食料供給といった社会課題の解決に寄与する取り組みであります。
  • 当社はじめ3社は、本日締結した協定に基づき、本年7月を目途に「合同会社TSUNAGU Community Farm」を設立し、植物工場の建設・運営に向けて取り組んでまいります。
  • 具体的には、本年10月より、静岡県袋井市において、日本エスコンが取得した約24,400平米の敷地に、世界最大規模となる1日10トンのレタスが生産できる完全人工光型の植物工場「テクノファーム袋井」を建設し、2024年1月からの生産開始を目指します。
  • 植物工場の建設・運営にあたっては、当社のエネルギー管理に関するノウハウや、日本エスコンの不動産開発力など、中部電力グループの総合力を発揮し、省エネや初期コストの低減を図るとともに、スプレッドが保有する栽培技術や販路を活用することで、消費者の皆さまに安心・安全で安定した品質のレタスをお届けいたします。
  • さらに、植物工場事業を通じて、食や農業分野の課題を解決するとともに、クリーンエネルギーの積極的な利用や栽培過程におけるCO2の有効活用など、脱炭素化に向けた取り組みを進めていくことで、持続可能で暮らしやすい社会の実現とSDGsの達成に貢献してまいります。
  • 今後も、当社グループは、今回の植物工場事業を起点に、先端技術の活用による省力化や高品質生産等が可能なスマート農業に取り組み、地域農業の活性化および循環型社会の実現を目指してまいります。
  • そして、経営ビジョンの実現に向け、多様なパートナーとの協業により、新たな成長分野を確立し、お客さまや社会へご提供する価値の最大化に努め、持続的な成長を実現してまいります。

資料



以上

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