定例記者会見

定例記者会見

2023年11月度 定例記者会見 林社長挨拶

2023年11月28日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • ジェネックスグループの完全子会社化
    • ブルーボネットのリニューアル

    の2点ついて、お話しいたします。

ジェネックスグループの完全子会社化

  • はじめに、ジェネックスグループの完全子会社化についてお話しいたします。
  • このたび当社は、太陽光発電所の開発をより一層進めるため、株式会社ジェネックス、株式会社ジェネックスパートナーズおよび株式会社日本エネルギーネクストの3社を完全子会社化することを決定し、11月22日にジェネックスグループの発行済全株式を取得する株式売買契約を締結いたしました。
  • 当社が、太陽光発電事業を主軸とする会社を完全子会社化するのは初めてとなります。
  • ジェネックスグループは、太陽光発電所の開発、運営、保守管理事業を手掛けており、中部5県を中心に約200ケ所の太陽光発電所を保有し、その出力合計は約8.3万kWであります。
  • さらに、2026年度末までに、新たに約200ケ所、出力合計約11万kWの太陽光発電所の開発を予定するなど、高いプロジェクト開発力を有しております。
  • 当社グループは、ジェネックスグループの完全子会社化により、ジェネックスグループの経営基盤を強化するとともに、当社グループがこれまで培ってきた発電所の開発、運営に関する知見を融合することで、太陽光発電所の新規開発を加速してまいります。
  • また、今後新たに開発する電源を小売電気事業者が提供するオフサイトPPAサービスに活用することで、お客さまの非化石価値に対するニーズの高まりにもお応えしてまいります。
  • 当社グループは、経営ビジョン2.0に掲げた、「2030年頃に320万kW以上の拡大」という、再生可能エネルギー拡大目標の達成を目指しております。
  • 今年度上期末時点において、グループ全体で約78万kWと、目標に対し25%程度進捗しており、引き続き、「再生可能エネルギー電源の開発加速」と「お客さまとともに進める再生可能エネルギーの拡大」に取り組んでまいります。
  • 「再生可能エネルギー電源の開発加速」にあたっては、国内全域で水力、洋上・陸上風力、太陽光などの新規電源の開発や保有の拡大を進めております。
  • 至近では、今年9月にあつみ風力発電所が運転を開始したほか、10月には、当社が保有する200ケ所目の水力発電所として清内路水力発電所が運転を開始いたしました。
  • さらに、新規電源の開発に加え、既設電源の増出力や増電、効率運用に向け、特に水力発電所においては、水資源の有効活用の観点から、最適な発電設備への見直しや、発電停止期間の短縮などの改善を重ねてまいります。
  • また、「お客さまとともに進める再生可能エネルギーの拡大」にあたっては、グループ会社による施工・保守をより一層進めていくとともに、中部電力ミライズを中心にお客さまの課題に合った脱炭素サービスを充実させてまいります。
  • 当社グループは、再生可能エネルギーを脱炭素化やエネルギー自給率の向上に資する主力電源の一つと位置付けており、本日お話しした新たなパートナーとの連携も含め、引き続き、地域やお客さまとともに再生可能エネルギーの拡大にグループ一丸となって取り組んでいく所存であります。

資料

ブルーボネットのリニューアル

  • 次に、ブルーボネットのリニューアルについてお話しいたします。
  • ブルーボネットは、中部電力の創立50周年事業として、新名古屋火力発電所の緑地の一部を、地域の皆さまに憩いの場としてご利用いただく施設として、2002年4月に誕生しました。
  • これまで、20年以上にわたり、延べ185万人のお客さまにご来場いただきましたが、12月24日をもって休園し、「メグラスガーデン ナゴヤ」という新名称で、2025年4月を目途にリニューアルオープンすることといたしました。
  • 新たな名称は、「景色を巡る」「アイデアを巡らせる」「季節が巡る」など、様々な「巡り」を感じられる場所となるよう願いを込めて決定したものであります。
  • リニューアルのポイントは、「美しいランドスケープ設計」、「『感動分岐点』を超える特別な空間」、「サステナブルな植栽」の3点であり、「進化し続けるガーデン」として、訪れるたびに新しい発見ができる施設を目指してまいります。
  • 来月には、クリスマスイベントを開催するほか、12月23日と24日には、グランドフィナーレ・イベントも実施いたします。

資料



  • 最後に、この冬の電力需給についてお話しいたします。
  • 中部エリアにおけるこの冬の電力需給は、供給予備率が最も低い2月においても6.6%と、安定供給に最低限必要とされる3%を確保し、安定して電気をお届けできる見通しです。
  • 一方、気温低下による電力需要の増加や、大規模発電所の設備トラブルによる供給力の減少、国際情勢の緊迫化による燃料調達動向などを注視していくことが必要であります。
  • 当社グループは、引き続き、発電所や送変電設備の保安管理を徹底するとともに、お客さまに、効率的に電気をお使いいただけるサービスをご提供することで、この冬も安定供給に万全を期してまいります。


以上

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