定例記者会見

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2024年2月度 定例記者会見 林社長挨拶

2024年02月27日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 次世代支援に関する取り組み
    • 資源循環型の地域づくりの実現に向けた取り組み

    の2点について、お話しします。

次世代支援に関する取り組み

  • はじめに、次世代支援に関する取り組みについてお話しします。
  • 当社は、未来の担い手である次世代層に、エネルギーや環境に関する知識を深めるための学習の場や機会を提供していくことが、エネルギー事業を営む当社の重要な役割であるという考えから、次世代支援に関する様々な取り組みを実施しております。
  • 本日は、この春から新たに展開する企画をはじめとして、当社の次世代支援に関する取り組みについて、ご紹介します。
  • 1つ目は、当社と広告出演契約を締結している、日本将棋連盟所属の藤井聡太竜王・名人を起用した取り組みについてであります。
    3月15日から、藤井聡太竜王・名人が出演するテレビCMの放送を開始します。ひたむきな努力を続ける藤井聡太竜王・名人の姿を通じて、勇気を持って一歩踏み出すことを応援する当社の姿勢を幅広い層にお伝えしたいと考えております。
    また、テレビCMに合わせて「藤井聡太竜王・名人への質問募集」キャンペーンも開始し、特設サイトではQ&A動画やCMのメイキング動画を公開します。
    3月20日には、東桜会館にて、日本将棋連盟と共催で、中部エリアにお住まいの小学生を対象にした「ちゅうでん こども将棋大会」を実施し、特別ゲストとして藤井聡太竜王・名人に登壇いただきます。
  • 2つ目は、グループ会社と一体となった次世代教育についてであります。
    テクノ中部とのコラボイベントとして、でんきの科学館において生き物の骨を知るためのワークショップを3月16日に、また、中部精機によるドローン操作体験を8月11日に実施する予定であります。
  • 3つ目は、次世代向けホームページのリニューアルであります。
    本年3月下旬に、次世代向けホームページにおける、でんきの仕組みをはじめとした「でんきのあれこれ」を学べるページをリニューアルし、より楽しみながら学べるコンテンツを充実させていきます。
  • 4つ目は、「でんきの科学館」の展示物の多言語対応化であります。
    「でんきの科学館」には、これまで延べ約1,660万人にご来館いただいておりますが、来館者のグローバル化に伴い、本年3月下旬に、展示物の解説を英語や中国語でも実施し、より多くの次世代層の方にご利用いただけるPR展示館を目指してまいります。


  • 次に、主な次世代支援に関する取り組みの現状について、お話しします。
  • 1つ目は、「ちゅうでん壁新聞」であります。
    当社は、創立時の1951年より、「ちゅうでん壁新聞」を発刊しており、これまで773号を発行し、中部エリアの小学校など約3,000箇所にお届けしております。
    今後も、児童に対し、電気の知識にとどまらず、宇宙、生き物、スポーツなど、子どもたちが楽しく学べる新聞の発行を行ってまいります。
  • 2つ目は、「出前教室」であります。
    当社従業員やでんきの科学館スタッフが小中学校へお伺いして実施する出前教室では、エネルギーや環境などについて、実験やクイズを交えて楽しく一緒に学ぶ授業を行っております。これまで延べ約15万人以上の小・中学生にご参加いただき、お子さまだけでなく、先生方からもご好評をいただいております。

  • 当社グループは、今後も、エネルギーや環境に関する情報発信、科学への興味を持つきっかけとなるイベントの開催等を通じ、地域の未来を担う次世代層に対する積極的な支援を行うことで、地域・社会の持続的な発展につながる活動を進めてまいります。

資料1

資源循環型の地域づくりの実現に向けた取り組み

  • 次に、資源循環型の地域づくりの実現に向けた取り組みについて、お話しいたします。
  • 当社は、本日、株式会社ECOMMIT(エコミット)と、資源循環型の地域づくりの実現に向けた業務提携に関する協定を締結いたしました。
  • エコミットは、「捨てない社会をかなえる」をビジョンに掲げ、15年以上のノウハウをもとに、捨てられてしまう不要品を回収・選別・再流通する資源循環の仕組みを国内で展開するとともに、今後、海外へ拠点を拡大し、国際資源循環の推進を目指す企業であります。
  • 当社とエコミットは、本協定に基づき、来月から、中部エリアにおける「資源循環型ライフスタイルを支えるインフラ」の一つとして、両社の強みや既存のサービスを活かした取り組みを順次展開してまいります。
  • 協定に基づく取り組みは3点あり、1つ目の取り組みは、「不要品回収ボックスの当社グループ関連施設への設置および中部エリアの皆さまへのご提案」であります。
    当社グループのPR施設であるカテエネショップや、商業施設であるトナリエ四日市の2箇所に、エコミットの資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の不要品回収ボックスを設置します。
    パストを通じ、不要となった衣類や雑貨を回収するリユース・リサイクルするサービスを開始いたします。
    今後、中部電力グループの地域の皆さまとのつながりを活かし、中部エリアに事業所をお持ちの企業等にパストの導入をご提案し、取り組みの輪の拡大を目指してまいります。
  • 2つ目は、「当社グループの通販サービスを活用した不要品回収」であります。
    中部電力ミライズコネクトのサービス「TSUNAGU table(ツナグテーブル)」のお客さまとの接点を活用し、不要となった衣類や雑貨を回収し、パストで回収した不要品と同様に、エコミットがリユース・リサイクルするサービスをご提供します。
  • 3つ目は、「中部エリアの自治体向けのリユース品回収サービスのご提案」であります。
    中部エリアの自治体に対し、自治体が収集した粗大ごみなどから、再利用可能な物を選別してリユースするスキームについて、今後ご提案してまいります。
  • これらの取り組みにおいては、回収・選別・再流通の状況を、エコミット独自のトレーサビリティシステムによりデータで可視化し、再資源化率の高い仕組みをご提供します。
  • また、今回の取り組みを通じ、資源の再利用によるごみの減量化だけでなく、地域の皆さまに直接ご参加いただくことで、環境意識の向上にも貢献できればと考えております。
  • 当社とエコミットは、今後、様々なパートナーとも連携し、中部エリアにおける資源循環型の地域づくりの実現に向けた取り組みを進めるとともに、将来的には国際資源循環の仕組みづくりを目指してまいります。
  • 当社グループは、2021年11月に公表した経営ビジョン2.0において、資源循環事業を2030年に向けた「エネルギー・資源の最適循環」および「安心・安全な生活」を実現するための重点分野と位置付け、様々な取り組みを進めております。
  • 2021年12月には、テラレムグループへ資本参加し、中部エリアにおいて、地域の未利用資源を有効活用するバイオガス発電や、プラスチックリサイクル施設の建設に向けた検討を進めております。
  • また、2023年6月には、碧南市と資源循環事業等の検討に関する連携協定を締結し、地域で発生する廃棄物をバイオマス資源として最大限活用するごみ焼却施設の建設・運営や、地域バイオマスにより生み出される再生可能エネルギーの地産地消に関する検討を進めております。
  • 当社グループは、今回のエコミットとの協定締結を含め、引き続き、経営ビジョン2.0で掲げた資源循環型社会の実現に向け、全力で取り組んでまいります。
  • 私からは以上となります。

資料2



以上

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