定例記者会見

定例記者会見

2019年11月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2019年11月26日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • コンプライアンスの徹底に向けた取り組み
    • この冬の電力需給の見通し
    • 全社防災訓練の実施

    以上の3点について、お話しいたします。

コンプライアンスの徹底に向けた取り組み

  • 最初に、コンプライアンスの徹底に向けた取り組みについてお話しいたします。
  • 9月に発覚した関西電力における金品受領問題については、社会的に大きな影響を及ぼす事象であり、同じ公益事業者として、大変重く受け止めております。
  • 当社は、今回の事象を受け、現役の役員・執行役員および過去10年間に原子力を担当した役員等に聞き取りを行い、同様の事象はなかったことを確認しております。
  • また、今回の事象を他山の石とし、改めて襟を正すため、コンプライアンス推進会議における審議を経て、このたび、「中部電力グループ贈収賄・腐敗防止方針」を制定いたしました。
  • 本方針は、コンプライアンス基本方針の行動原則を具体化するものであり、お客さま、取引先、地域の皆さまなど、全てのステークホルダーの皆さまと公正・透明な関係を構築するための行動規範を定めております。
  • また、本方針の制定にあわせて、儀礼の範囲・いわゆるビジネスマナーを超えた金品の授受を防止するとともに、当社のすべての役員・従業員が金品の授受に関して統一的なルールのもと判断できるよう、「ガイドライン」を制定いたしました。
  • 具体的には、今後、業務に関係のある方からの金品の受け取りは原則として禁止し、特に現金や換金性の高い商品券等の受け取りは全て禁止といたします。また、受領禁止品を含め、金品を受け取った場合の報告・管理の社内ルールも明確化いたします。
  • これらの方針については、本日、私自らが全社メッセージを発信いたしましたので、今後、各職場の管理職のもと社内浸透を図るなど、遵守の徹底を行ってまいります。
  • 今後も、電気事業連合会に設置された「企業倫理等委員会」で得られた良好事例や関西電力の第三者委員会の調査結果等を適切に反映するとともに、常に状況を確認し、その結果に基づいて説明責任を果たすことにより、コンプライアンス徹底に向けた不断の取り組みを進めてまいります。

資料

この冬の電力需給の見通し

  • 次に、この冬の中部エリアの電力需給見通しについてお話しいたします。
  • 当社は、この冬の電力需要について、最大3日平均電力を1月および2月の2,311万kWと想定し、必要な供給力を確保したため、この冬も安定的に電力を供給できる見通しです。
  • なお、設備トラブルに加え、気象の急変による太陽光発電の出力減や電力需要の増加といった事態も考えられることから、グループ一体となり、気持ちを引き締めて、安定供給に取り組んでまいります。
  • この冬につきましても、お客さまには特別な節電のお願いはいたしませんが、エネルギーの有効利用やCO2排出抑制などの観点から、引き続き、無理のない範囲での節電や省エネに取り組んでいただきたいと思っております。

全社防災訓練の実施

  • 最後に、11月29日に実施する全社防災訓練についてお話しいたします。
  • 当社は、南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模災害に備え、全社防災訓練を毎年実施しており、今年度においても、すべての事業場から約1万名が参加する訓練を行います。
  • 今回の訓練は、平日午前9時に発生した南海トラフ巨大地震による大規模停電および原子力災害を想定したものとなっております。
  • 地震発生後の大規模停電に対処する「非常災害対策本部」および原子力災害に対処する「緊急事態対策本部」の2つの本部の設置にかかる初動対応、あるいは、被害状況の把握、その後の早期復旧に向けた対応などについて、事前にシナリオを提示しない形での訓練を実施します。
  • 私からは以上です。


以上

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