かいぜん活動の推進

「トヨタ生産方式の考え方に基づくかいぜん活動」は、中部電力グループとしての取り組みです。2023年4月にはかいぜん推進室を社長直下の組織に再編するとともに、専任の統括CKOを配置しました。社長自身が先頭に立ち、自らの手でより迅速かつ強力にかいぜん活動を進めていくなど、経営層を通じて従業員へかいぜん活動を浸透させています。これらにより、経営層を中心とした自律的な推進体制への進化を図っています。更には、かいぜん活動による成果向上のため、検討した施策を早期にルール化し、職場での標準プロセス(かいぜん後の業務手順)への定着化を進めています。これまでにグループ全体で約4,100件の業務かいぜんに取り組み、概算で累計160億円のコスト削減効果がありました。既に約650人を新成長領域や既存業務の強化・高度化へシフトし、新たな価値や利益を生み出す「人財」と「時間」を捻出する効果も得られています。今後も業務量削減の成果を、省人化やコスト削減など収支向上につながる実成果につなげていきます。

(注)CKO:Chief Kaizen Officer

(注)年間総実労働時間(一人当たり)2016年度(かいぜん開始前)と2022年度の差の画像

社長・役員プロジェクト

かいぜん活動への本気度や経営層の想いを従業員に伝え、かいぜん活動をシフトアップしていくため、社長や中部電力役員が率先垂範してかいぜんに取り組むプロジェクトを展開していきます。

かいぜんプロジェクトの様子の画像

かいぜん活動事例

水路の抜水作業のかいぜんに取り組み、332人・時間から103人・時間の現場監視員や調整作業員の削減(69%削減)を実現しました。(再生可能エネルギーカンパニー)

機器の状態を遠隔からサポートし奥矢作発電管理所に情報伝達する様子の画像
機器の状態を遠隔からサポートし奥矢作発電管理所に情報伝達する様子
事例2 奥矢作第一・第二発電所水路抜水操作の効率化【再生可能エネルギーカンパニー】

かいぜん検討会

かいぜん検討会は、これまでの社内常識に囚われずに抜本的なかいぜんを行えるように、外部専門家から第三者の目線に沿った指導を受ける場です。会議室での議論に止まらず、実際の現場での試行などたゆまぬかいぜんを続けています。

外部専門家へのかいぜん報告の様子の画像
外部専門家へのかいぜん報告の様子
現場作業のかいぜん検討の様子の画像
現場作業のかいぜん検討の様子

かいぜんコンテスト

中部電力グループ全体におけるかいぜんの良好事例を情報共有し、かいぜん活動の定着・拡大につなげるとともに、優れた取り組みとして表彰し、中部電力グループの一体感の醸成を図っています。

かいぜんコンテストの画像

2022年度 かいぜんコンテストの概要

開催日 2022年7月21日、2022年12月13日
発表テーマ数 発表:中部電力グループ 8テーマ
会場 中電ホール

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