地域コミュニケーション活動
児童養護施設 慈友学園の子どもたちが根の上高原で自然体験学習
2017年09月02日
9月2日に中部電力環境・立地部に事務局を置くNPO法人「水とみどりを愛する会」は、岐阜県中津川市と恵那市の境に位置する根の上高原で、名古屋北ロータリークラブと協働し、名古屋市内の児童養護施設「慈友学園」の子どもたちと森林体験学習による交流をしました。
参加した子どもたちは4歳から17歳の22人。最初は、火打ち石による火起こし体験とお昼ご飯となる五平餅づくり。ボランティアの「ちゅうでんインタープリター」7人と一緒に火打ち石を使って火のつけ方を学びました。コツをつかむのが早い子は、10回程度で火を新聞紙に点火させ、その火で炭に火を起こして自分たちで作った五平餅を焼いて、みんなで美味しくいただきました。そして、本物の竹筒に流す流しそうめんに舌鼓を打ちました。
午後からは、「ちゅうでんインタープリター」の指導のもと、豊かな自然あふれる根の上高原で自然散策や保古の湖のボート乗り、幼児は芝生広場で、大いに自然に親しみました。
子どもたちからは、「カマキリやバッタ、クモを身近で観察できて楽しかった。」、「糊うつ木の葉っぱをちぎると糊の糸を引くのが面白かった。」などの感想がありました。
続いて、自然木を使ったクラフト作りを実施しました。低学年の児童は、白木のクリップ立て、高学年は朴の木の木製スプーンを作成。木製スプーンは、3種類のやすりとオイルで、各自一生懸命に世界にひとつだけしかないスプーン作りに取り組みました。
「木のスプーン作りがとても楽しかった。学園でカレーを食べるときに使いたい。」との声が上がりました。子どもたちはみんな自然に溶け込み、日頃、名古屋では味わえないさまざまな経験を通して、いろんなことを吸収しているようでした。
NPO法人「水とみどりを愛する会」については関連ページをご覧ください。