水力発電の環境への取り組み
ゴミの処理について
ダムの取水口には、流木や生活ゴミ(ビン・ビニール・ペットボトルなど)が流れ着きます。従来までは、これらのゴミについて、主に焼却炉による焼却処理を実施してきましたが、環境問題に対する社会的関心の高まりや、法令の改正・強化がおこなわれ、現在では、ゴミを分別し、焼却処理の削減と適正処理をおこなっています。
取水口に流れ着くゴミの状態
ゴミは、取水口に取り付けられた除塵機によりかき上げられ、自動でゴミを分別する装置や人の手により分別します。



塵芥破砕分別機による処理フロー
流木(木材)や生活廃棄物は、塵芥破砕分別機の各装置により分別されます。
1 シュレッダ(セパレータ付)
ビニールのような軽いものとチップ(木片)に分けられ、チップだけがもっと細かくすりつぶされてオガ粉になります。
2 特殊分別機
さまざまな物が混ざっているダムの塵芥は、ここで大きいものと小さいものに自動で分別されます。
3 ブロックチッパ
特殊分別機で分けられた木の枝などを入れると、小さなチップ(木片)になって出てきます。
