分電盤の中には、サービスブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーなどがあり、電気容量のチェックや屋内配線の安全確保などの役目をしています。
(1)サービスブレーカー(SB)
ご契約容量を決定しているブレーカーで、ご契約以上の電気が流れると自動的に電気が止まるしくみになっています。(これは、中部電力パワーグリッドの設備です。)
いくつかの電気器具を一度に使って頻繁に切れるようなら、ご契約電流を増やすことをおすすめします。詳しくは、ご契約先の小売電気事業者へご相談ください。
スマートメーターでご契約電流を決定している場合は、サービスブレーカーはございません。ご契約電流は、「電気ご使用量のお知らせ」でご確認いただけます。
(2)漏電ブレーカー(漏電しゃ断器・EB・ELB)
建物内の配線や電気器具の漏電を素早く感知し、自動的に電気をしゃ断します。(通常15~30mA程度の漏電で作動します。)
火災や事故を未然に防ぐためにもぜひお取り付けください。
漏電ブレーカーは「中性線欠相保護機能付」のものを
照明が急に明るくなったり暗くなったり、テレビの画面が大きくなったり小さくなったりするときは、サービスブレーカーを切って担当の中部電力パワーグリッド窓口へご連絡ください。
また、このような事象を防ぐために、漏電ブレーカーは「中性線欠相保護機能付」のものにしてください。
(注)単相3線式配線では、ごくまれにネジがゆるんだり外れたりすることにより、電圧が不安定になることがあります。
(注)単相3線式配線:ご家庭の分電盤のサービスブレーカーに入っている線が、通常「赤・黒・白」の3本であれば「単相3線式100V/200V」、「黒・白」の2本だけであれば「単相2線式100V」です。
(3)安全ブレーカー(配線用しゃ断器)
分電盤から各部屋へ電気を送る分岐回路のそれぞれに取り付けられています。(許容電流は一般的に20A)電気器具やコードの故障でショートした時や、使いすぎて過電流が流れた場合に電気を自動的にしゃ断します。
回路の設定を照明用・コンセント用に分けたり、クーラーなどの大型電気器具は専用回路にすることで、異常時の影響を少なくすることができます。
ブレーカーの不具合やご相談は、担当の中部電力パワーグリッド窓口までご連絡ください。