原子燃料サイクル
浜岡原子力発電所では、使用済燃料をどのように貯蔵しているのですか?
現在、使用済燃料は、燃料プールに移動し、冷やしながら貯蔵しています。
使用済燃料は、原子炉から取り出し、原子炉の隣にある燃料プールへ移動させます。長さ約4.5mの使用済燃料を、放射線を遮へいするため水の中で移動させながら運び、深さ約12mの燃料プールの底に移動します。移動後は、発生し続ける熱を燃料プール内の水を循環させて冷やしながら貯蔵します。
今後は、発電所敷地内に建設する乾式貯蔵施設でも貯蔵する計画です。
乾式貯蔵施設は、放射線を遮へいする金属キャスクと呼ばれる容器に使用済燃料を入れ、空気の自然循環で冷やしながら貯蔵する施設です。燃料プールで約10年以上冷やした使用済燃料の一部を貯蔵する施設として、現在、建設に向けて準備を進めています。
電気事業連合会から電気事業者(電力9社および日本原子力発電)における使用済燃料貯蔵対策の取組強化について公表されています。