プレスリリース
「中切(なかぎり)水力発電所」の開発に向けた基本協定を締結~発電出力360kWの維持流量発電所を建設します~
2021年03月25日
株式会社シーテック
中部電力株式会社
中部電力グループの株式会社シーテック(本社:名古屋市瑞穂区、代表取締役社長:仰木 一郎、以下「シーテック」)と中部電力株式会社(本社:名古屋市東区、代表取締役社長:林 欣吾、以下「中部電力」)は、本日、中部電力の下原ダム(岐阜県下呂市)の設備を利用した水力発電事業に関する基本協定を締結しました。
本日締結した基本協定は、シーテックが中部電力の下原ダム右岸に「中切水力発電所」を開発・運営するにあたり、中部電力の設備を利用することから、設備の所有・管理区分や、発電所に関する管理・運用の基本方針などを定めたものです。
シーテックが水力発電所を開発するのは、秋神水力発電所、さこれ水力発電所に続き3か所目となります。開発にあたっては、地元の皆さまや関係各所にご理解とご協力をいただきながら、安全を最優先に進めてまいります。
中部電力グループは、エネルギー自給率の向上と脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーを主力電源の一つと位置付け、2030年頃に200万kW以上の開発を目標に、引き続き、再生可能エネルギーの開発に積極的に取り組んでまいります。
【計画概要】
発電所名 |
中切水力発電所 |
---|---|
所在地 |
岐阜県下呂市金山町中切地先 |
出力 |
360kW |
想定年間発電量 |
約237万kWh |
CO2削減量 |
年間1,020トン程度 |
着工予定 |
2021(令和3)年8月 |
営業運転開始 |
2023(令和5)年8月 |
別紙
以上
別紙
概略位置図と発電所設置イメージ図
概略位置図
発電所設置イメージ図
下原ダム空撮写真
発電所概要
下原ダム右岸にある既設取水口から維持流量分を取水し、新設する水圧管路で下流側に導水して立坑内の水車・発電機で発電する。発電後の流水は、現状と同様にダム直下に放流する。
(参考)中部電力グループの維持流量発電所一覧(2021年3月10日時点)
開発者 |
発電所名 |
所在地 |
出力(kW) |
運転開始年月 |
---|---|---|---|---|
中部電力 |
東河内 |
静岡市葵区 |
170kW |
2001年2月 |
新串原 |
岐阜県恵那市 |
230kW |
2015年6月 |
|
阿多岐 |
岐阜県郡上市 |
190kW |
2015年7月 |
|
丹生川 |
岐阜県高山市 |
350kW |
2016年6月 |
|
新奥泉 |
静岡市葵区 |
320kW |
2018年3月 |
|
いちしろ |
静岡県榛原郡川根本町 |
160kW |
2021年度(予定) |
|
内ケ谷 |
岐阜県郡上市 |
720kW |
2025年度(予定) |
|
シーテック |
秋神 |
岐阜県高山市 |
290kW |
2016年5月 |
さこれ |
岐阜県下呂市 |
380kW |
2018年9月 |
|
中切 |
岐阜県下呂市 |
360kW |
2023年8月(予定) |
以上