プレスリリース

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原子力に係る公募研究(2023年度研究開始分)の採択結果

2023年04月04日
中部電力株式会社

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当社は、2023年度研究開始分の原子力に係る公募研究について、採択研究を決定いたしましたのでお知らせいたします。

当社は、浜岡原子力発電所のさらなる安全性向上と運営の改善に向け、新たな視点で幅広く技術を見出すことを目的に、2022年12月16日から2023年1月10日まで研究テーマを募集しました。(2022年11月14日お知らせ済み

これに対して、全国から合計34件のご応募をいただき、社外の学識経験者等を委員とするアドバイザリ・コミッティによる審査を経て、10件の研究を採択いたしました。

募集した研究領域(分野)

応募件数

採択件数

領域1

原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究

13

3

領域2

原子力発電所の安全性向上に資する研究

14

6

領域3

浜岡原子力発電所1、2号機の廃止措置の改善に資する研究

4

0

領域4

浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

3

1

合計

34

10

(注)具体的な採択件名は「別紙」をご参照ください。

採択した研究は、2024年度末まで研究を実施し、研究終了後に成果を公開させていただく予定です。

別紙

参考

以上

別紙

採択研究一覧

研究領域(分野)

研究件名

研究代表者(敬称略)

<領域1>
原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究

積層造形材の長時間クリープ強度特性評価技術の開発

物質・材料研究機構
澤田 浩太

高温壁の液膜冷却時におけるクエンチ速度予測モデルの高度化

電気通信大学
大川 富雄

高ガンマ線線量率場で動作可能な高検出効率中性子計数管の開発

名古屋大学
瓜谷 章

<領域2>
原子力発電所の安全性向上に資する研究

その場WB-STEM法を用いた亀裂先端塑性領域の熱緩和可視化

東北大学
吉田 健太

放射線影響下で測定可能な半導体センサを用いた非破壊残留応力測定装置の開発

パルステック工業
丸山 洋一

圧縮残留応力付与による鋼構造物の疲労耐久性向上技術の確立

名古屋大学
判治 剛

津波漂流物の挙動に関するモデル構築

名古屋大学
富田 孝史

ヒト組織オルガノイドを用いた放射線影響評価の基盤構築

東京工業大学
島田 幹男

重大事故時のための原子力施設敷地スケールでの大気拡散・線量の詳細評価に関する研究

日本原子力研究開発機構
中山 浩成

<領域4>
浜岡原子力発電所3,4,5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

画像処理AIと自然言語処理AIの融合による作業支援AIの開発

東京大学
出町 和之

(注)採択研究の並び順は、募集領域の分類順かつ応募受付順

参考

公募研究の募集概要

1 応募資格

(1)全国の大学、公的研究機関で科学技術研究に従事している研究者で、2の研究領域に関する研究が遂行可能な研究者または研究グループのリーダー
(2)静岡県内に研究主体となる事業所があり、2の研究領域に基づいた研究が遂行可能な企業(全国の大学、公的研究機関と共同研究を行う場合も可能)

2 今回募集する研究領域

領域1 原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究
領域2 原子力発電所の安全性向上に資する研究
領域3 浜岡原子力発電所1、2号機の廃止措置の改善に資する研究
領域4 浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

3 相談期間・募集期間

(1)相談期間:2022年11月14日(月曜日)~2022年12月15日(木曜日)
(2)募集期間:2022年12月16日(金曜日)~2023年1月10日(火曜日)

4 研究期間

2023年度開始とし、期間は1年または2年

5 研究費・採択件数

1件あたり上限500万円/年とし、総研究費が約100百万円に相当する件数を採択

6 研究の形態

共同研究または委託研究

7 選考方法

社外の学識経験者等を委員とする「アドバイザリ・コミッティ」を編成して、一次・二次選考を経て決定

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