プレスリリース
日豪CCSバリューチェーン構築に向けたINPEXとの共同検討の実施に係る合意書の締結について
2024年10月21日
中部電力株式会社
当社は、本日、株式会社INPEX(本社:東京都港区、以下「INPEX」)の100%子会社であるINPEX Browse E&P Pty Ltd(以下「IBEP」)と、名古屋港から豪州・北部準州沖合のボナパルト堆積盆地に至るまでのCCSバリューチェーン構築に向けた共同検討の実施に係る合意書(以下「本合意書」)を締結しました。
当社グループは、脱炭素社会の実現に向け、「ゼロエミチャレンジ2050」を定め、2050年までに事業全体におけるCO2排出量ネット・ゼロを目指しています。
また、当社は、名古屋港周辺の脱炭素化支援として、名古屋港周辺で排出されるCO2を回収し、貯留や有効活用を行うCCUS事業の調査を進めています。
本合意書に基づき、当社は、IBEPとともに、名古屋港からボナパルト堆積盆地へのCO2の船舶輸送に関する実現可能性調査を実施してまいります。
INPEXは、日本国内や豪州等においてCCS事業の検討を進めるなど、CCS事業に関する豊富な知見を有しています。当社は、今回の共同検討が、名古屋港周辺で排出されるCO2の貯留地の多様化につながり、当社が目指す国際的なCCSバリューチェーンの構築に寄与するものと考えております。
当社は、グローバル事業において、再生可能エネルギーを中心としたグリーン領域、脱炭素に関するブルー領域、小売・送配電・新サービス領域およびフロンティア領域の4領域を最適に組み合わせることで、脱炭素社会の実現に貢献するとともに、さらなる収益拡大に取り組んでまいります。
<参考1:ボナパルトCCSプロジェクトの概要>
所在地 |
豪州北部準州北西沖合 ボナパルト堆積盆地 |
---|---|
貯留開始 |
2030年度(予定) |
貯留計画 |
年間1,000万t-CO2以上 |
事業者(持分比率) |
IBEP(オペレーター、53%) |
<参考2:ボナパルトCCSプロジェクトサイトの位置>
以上