プレスリリース
JICAから「スリランカ国電力セクター改革支援アドバイザー業務」を受託
2024年11月22日
中部電力株式会社
当社は、独立行政法人国際協力機構(JICA)から「スリランカ国電力セクター改革支援アドバイザー業務」(以下、本プロジェクト)を、日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金井 晴彦)と共同で受託いたしました。
スリランカ国では、年々増加する電力需要等に対応するため、火力発電を活用しているものの、燃料価格の高騰等による燃料輸入の停滞等により、電力の不足と不安定化が深刻な問題となっています。こうした中、スリランカ国政府は、2030年までに再生可能エネルギー発電量を70%以上とする政府目標を掲げる等、再生可能エネルギーによる安定的な電力供給と脱炭素の両立を目指しています。
一方、太陽光や風力等の変動性再生可能エネルギーの大量導入は、電力系統を不安定化させることが懸念され、揚水発電等の調整電源の確保とともに、電力需給バランスの確保のための高度な電力系統の運用能力が求められています。
本プロジェクトでは、2024年11月から2026年12月までの間において、変動性再生可能エネルギーの導入拡大に対応できるよう、電力系統を管轄する組織として発足予定のNSOに対して、電力系統の安定運用に係る能力向上を支援します。また、スリランカ国の水力開発計画の検証とスリランカ国全土における揚水発電を含む水力発電所の開発ポテンシャルを有する地点の検討を支援します。
当社は、これまで培ってきた電気事業・海外コンサル事業の経験・ノウハウを活かし、スリランカ国の電気事業の整備・発展に寄与すべく本プロジェクトに取り組んでまいります。
今後とも、海外コンサルティング事業を含めたグローバル事業の積極的展開により、ゼロエミッション社会の実現、経営ビジョン2.0の実現に取り組んでまいります。
【本プロジェクトの概要】
対象地域 |
スリランカ民主社会主義共和国全域 |
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関係官庁・機関 |
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受託期間 |
2024年11月~2026年12月 |
主な業務内容 |
NSOにおける系統安定に係る能力強化と水力開発計画の能力強化に資する以下の支援を行う
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以上