プレスリリース

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静岡大学と中部電力との原子力安全工学に関する共同研究講座の設置

2025年03月27日
国立大学法人静岡大学
中部電力株式会社

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国立大学法人静岡大学(学長:日詰 一幸、所在地:静岡県静岡市、以下「静岡大学」)と中部電力株式会社(代表取締役社長:林 欣吾、本社:愛知県名古屋市、以下「中部電力」)は、原子力安全に係る研究を連携して推進するため、2025年4月1日付けで「中部電力 原子力安全工学 共同研究講座」(以下「本講座」)を設置することとしましたので、お知らせします。

原子力発電については、国が策定した第7次エネルギー基本計画において、脱炭素効果が高く、また、優れた安定供給性と技術自給率を有する自律性が高い電源であり、安全性の確保を大前提に、再生可能エネルギーとともに最大限活用していくことが重要であると整理されました。

中部電力は、原子力を将来にわたって活用していくために、原子力安全に関する技術の継続的な進展が不可欠であると考えており、浜岡原子力発電所の立地地域に所在する静岡大学と連携して、原子力安全に係る研究に取り組んでまいりたいと考えております。

本講座では、両者が保有する技術・知見を連携し、原子力材料の損傷評価に関する調査や原子力安全に関する新技術の調査を実施します。

今後、両者は、本講座を通じて原子力安全技術の向上に資する研究を推進し、社会の持続的な発展と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

共同研究講座 概要

講座名称

中部電力 原子力安全工学 共同研究講座
(Chubu Electric Power Nuclear Safety Engineering Collaborative Course)

講座教員

静岡大学 工学部 藤井朋之 准教授、水嶋祐基 准教授、中野貴之 教授
中部電力 原子力安全技術研究所 熊野秀樹 研究副主査(兼 静岡大学工学部 客員教授)

設置期間

2025年4月1日~2026年3月31日

主な研究内容

  • 原子力材料に生じる応力腐食割れや照射脆化等の損傷評価に関する調査
  • 原子力安全に貢献しうる放射線や流体計測に関する新技術の調査

共同研究講座開設式の写真

右:静岡大学 川田善正 理事 副学長
左:中部電力 野田英智 専務執行役員 技術開発本部長

以上

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