プレスリリース

プレスリリース

原子力に係る公募研究(2025年度研究開始分)の採択結果

2025年03月27日
中部電力株式会社

記事をシェアする

当社は、2025年度研究開始分の原子力に係る公募研究について、採択研究を決定しましたので、お知らせします。

当社は、浜岡原子力発電所のさらなる安全性向上と運営の改善に向け、新たな視点で幅広く技術を見出すことを目的に、2024年11月15日から2025年1月8日まで研究テーマを募集しました。(2024年11月15日お知らせ済み

これに対して、全国から合計33件のご応募をいただき、社外の学識経験者等を委員とするアドバイザリ・コミッティによる審査を経て、8件の研究を採択しました。

募集した研究領域(分野)

応募件数

採択件数

領域1

原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究

15

1

領域2

原子力発電所の安全性向上に資する研究

16

6

領域3

浜岡原子力発電所1、2号機の廃止措置の改善に資する研究

0

0

領域4

浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

2

1

合計

33

8

(注)具体的な採択件名は「別紙」をご参照ください。

採択した研究は、2026年度末まで研究を実施し、研究終了後に成果を公開する予定です。

別紙

参考

以上

別紙

採択研究一覧

研究領域(分野)

研究件名

研究代表者(敬称略)

<領域1>
原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究

次世代原子炉用核計装を目指した高温中性子検出半導体の開発

静岡大学
中野 貴之

<領域2>
原子力発電所の安全性向上に資する研究

粗大粒・溶接部に適したオンサイト残留応力測定技術の実証的研究

静岡大学
坂井田 喜久

廃止措置プラント材の有効活用を見据えた組合せ照射技術の高度化

東京大学
村上 健太

3次元ひずみ解析による原子炉圧力容器の寿命回復温度の探索

東北大学
吉田 健太

不純物アニオンフリーなSCC発生試験法の確立と圧力容器鋼のSCC発生臨界条件の解明

東北大学
阿部 博志

損傷を有するあと施工せん断補強RC部材の耐荷機構の解明と構造健全性評価法の提案

横浜国立大学
小松 怜史

災害訓練におけるノンテクニカルスキル相互評価モデル構築とアイトラッキングを活用した定量評価

順天堂大学
水野 信也

<領域4>
浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

テキストとグラフ構造を併用したマルチモーダルAI構築手法の確立

東京大学
出町 和之

(注)採択研究の並び順は、募集領域の分類順かつ応募受付順

参考

公募研究の募集概要

1 応募資格

(1)全国の大学、公的研究機関で科学技術研究に従事している研究者で、2の研究領域に関する研究が遂行可能な研究者または研究グループのリーダー
(2)静岡県内に研究主体となる事業所があり、2の研究領域に基づいた研究が遂行可能な企業(全国の大学、公的研究機関と共同研究を行う場合も可能)

2 研究領域

領域1 原子力の将来技術に資する基礎基盤的研究
領域2 原子力発電所の安全性向上に資する研究
領域3 浜岡原子力発電所1、2号機の廃止措置の改善に資する研究
領域4 浜岡原子力発電所3、4、5号機の保守性・作業性の向上に資する研究

3 応募受付期間

2024年11月15日(金曜日)~2025年1月8日(水曜日)

4 研究期間

2025年度開始とし、期間は1年または2年

5 研究費・採択件数

1件あたり上限500万円/年とし、総研究費が約8,000万円に相当する件数を採択

6 研究の形態

共同研究または委託研究

7 選考方法

社外の学識経験者等を委員とする「アドバイザリ・コミッティ」を編成して、一次・二次選考を経て決定

ページトップへ